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最終更新日:2008年5月20日(火)


アウトドアフィールド自然


山岳mountains

自然

 北海道には、世界自然遺産の知床地域を含む6ヶ所の国立公園、5ヶ所の国定公園、12ヶ所の道立自然公園がありあます。
 また、ラムサール条約により水鳥の生息地として国際的に重要な湿地として登録されている北海道の湿地は6ヶ所を数え、、まさに自然の宝庫といえます。
 北海道には、野外レクリエーション、観光、教育研修など様々な活動を通じて、四季折々の自然の魅力を実感することができるフィールドが豊富にあります。


Ⅰ 道南・道央Ⅰエリア

■道南・道央Ⅰエリアの自然の特徴
  道南エリアは、北海道の中でも比較的穏やかな気候であり、歴史を感じさせる街なみや美しい自然が魅力となっています。
 北海道を代表する樹木であるエゾマツやハルニレが少なく、本州以南の地域と同じように、まとまったブナの森がみられることが特徴です。
なお、ブナのほかにもヒノキアスナロやサワグルミ、サラサドダウダンなど樹木が津軽海峡を越えて黒松内低位置帯以南に分布しています。
 北海道の大陸棚のはずれに位置する奥尻島では、オオクジャクシダやオニヤブソテツ、ミツデウラボン、アオトドマツなどのように特殊な植物や分布上注目すべき植物が自生しています。
 北海道の政治・経済・文化的の拠点都市・札幌市を有する道央は、近代的な都市が集中するエリアながら、表情豊かな自然にも恵まれています。
 ニセコ連峰の周辺に広がる高原には、高山植物やワタミズゴケ群落を見ることができます。
1 白神岬【しらかみみさき/松前町、福島町】

北海道最南端(島を除く)の岬。断崖は海岸まで迫り、強風の吹いていることが多いようです。多くの渡りで鳥が通過する地点としても知られ、一年を通してウミウやウミガラスなどを観察することができます。

2 矢越岬【やごしみさき/知内町、福島町】 天然記念物コクガンの越冬地として知られています。観察時期は秋から早春にかけて。ただし、潮の干潮によって国道228号線の近くで見えたり遠くに離れたりして、常に観察できるとは限りません。他に、シノリガモやスズガモなども見られ、オジロワシやオオワシなどの猛禽類も
登場することがあります。
3 大沼【おおぬま/七飯町】 沼を一週する車道には歩道が整備されていて、自転車やウオーキングでの水辺の探策が可能です。また、森林公園にを巡るウオーキングコースもあります。
海岸ではオオヨシキリ、森林ではイカルやクロツグミなどの鳥を観察できます。
4 瀬棚海岸【せたなかいがん/せたな町】 道南八景のひとつとされる三本杉やローソク岩、懸島、輪掛岩などの奇岩が点在。全体としては穏やかな海岸線となっています。夕日に照らされた景観は感動的です。
5 狩場山【かりばやま/島牧村/せたな町】 標高1520m、渡島半島の最高峰。裾野はブナの原生林が広がり、頂上へ向かう登山道とともに途中の賀老の滝に続く遊歩道が整備されています。山頂付近には花畑があり、イワイチョウやフギレオオバキスミレなどの高山植物を見ることができます。
6 雷電海岸【らいでんかいがん/岩内町】 アイヌ語のライニウン(枯れた木がある)が語源。ダイナミックな海岸線が続き、弁慶の刀掛け岩など奇岩が続きます。
7 神威岬【かむいみさき/積丹町】 先端の灯台に向かう岬の尾根伝いの遊歩道は道が細く、雨降りや強風の日には足下に十分気をつけること。右手に積丹岬、左手に岩内方面を一望できます。岬の先端には、神威岩が海面に突き出ています。(遊歩道への入り口ゲートは12月から4月の初旬までクローズしています。)
8 積丹岬【しゃこたんみさき/積丹町】 道道913号線の積丹自然遊歩道入口から始まる遊歩道は海岸に達すると女郎子岩方面と島武意海岸方面に分れています。海岸に向かう遊歩道は平坦で一部は木道となっています。女郎子岩への遊歩道は多少起伏がありますが、草刈りもされ整備されています。
9 羊蹄山【ようていざん/倶知安町、ニセコ町、真狩村、喜茂別町、京極町】 山頂へ登るコースとしては、倶知安コース、真狩コース、喜茂別コース、京極コースがありますが、このうち倶知安コースの途中の半月湖をめぐる遊歩道は野鳥観察ができるポイントとして知られています。広葉樹林からハイマツ帯までの典型的な垂直分布とイツギキョウ、ミヤマキンバイ等の高山植物群落が見られます。
10 洞爺湖【とうやこ/洞爺湖町、壮瞥町】 ほぼ円い形をしたカルデラ湖。湖中央にある中島にはエゾシカが棲息しています。洞爺湖を囲む道には、全部で58の彫刻作品が展示されていて、「とうや湖ぐるっと彫刻公園」と呼ばれています。
11 有珠山【うすざん/壮瞥町、洞爺湖町】 洞爺湖の南側に位置する活火山。火口展望台からは大有珠、小有珠、有珠新山を間近に見ることができます。平成12年3月に噴火した西山火口には木道が整備されていて、噴火の生々しい痕跡を直設見ながら散策することが可能になりました。
12 昭和新山【しょうわしんざん/壮瞥町】 昭和18年から始まった群発地震をきっかけに2年間にわたる火山活動でできた活火山。国の天然記念物に指定されています。むきだしの岩肌からは噴煙が上がっており、最高地表温度は300度もあって登山することはできません。
13 地球岬【ちきゅうみさき/室蘭市】 アイヌ語の「ポロ・チケップ」(親である岬)に「地球」の文字が当てられた地名ですが、地球の丸み感じられる水平線を眺められる眺望からも「地球岬」のネーミングを納得できるでしょう。
14 支笏湖【しこつこ/千歳市】 国民休暇村と中モラップを結ぶ1.7kmの区間に探勝路が設けられ、途中に解説板が設置されています。上下2本の探勝路は2ヶ所で合流、森林浴とバードウオッチングが楽しめます。ビジターセンターがあり、ここで情報を入手できます。
自然ガイドからのアドバイス ウトナイ湖サンクチャアリネイチャーセンター:
渡り鳥の中継地として知られ四季を通してバードウオッチング等が楽しめます。レンジャーが常駐しているので、さまざまな疑問・質問にも答えてくれます。
野幌森林公園:札幌近郊の自然公園として四季を通して親しまれていますが、特に冬の案内所やトイレが開いているので、冬季の森観察には最適のフィールドです。

Ⅱ 道央Ⅱ・大雪・十勝エリア

■道央Ⅱ・大雪・十勝エリア
  2002年11月18日、美唄市の宮島沼は「国際的に重要な湿地」として、ラムサール条約登録湿地となりました。宮島沼は石狩川の河跡湖沼群の一つである浅い淡水湖で、シベリアなどの繁殖地と日本国内の越冬地を往復するガンカモ類やハクチョウ類の中継地として重要であり、特にマガンの渡来数は50,000羽を越えます。日高山脈の南端に位置するアポイ岳は、80種類以上の高山植物が自生し、頂上付近の高山植物群は特別天然記念物に指定されています。2,000m級の山々が連なる”北海道の屋根”大雪山系の懐に抱かれた大雪エリアにある大雪国立公園は、総面積が23万haもある日本一広大な国立公園です。標高1,500m以上の地点には、氷河期の生き残りであるナキウサギが生息しているほか、ダイセツタカネヒカゲやカラフトルリシジミ、アサヒヒショウモンなど高山特有の昆虫なども姿を見せます。
1 襟裳岬【えりもみさき/えりも町】 風速10m以上の風の吹く日が年間290日以上ある岬。襟裳岬一帯は、ササの海岸草原が広がり、海霧が多く夏は冷涼なため高山植物のガンコウランなどを観察することもできます。
2 豊似湖【とよにこ/えりも町】 日高山脈の南端、上空からはハート型に見える湖。国道336号線、黄金道路から分岐した舗装道路に入り、さらに砂利道を進んで、湖畔に至ります。あたりは静寂に包まれ、耳を澄ませば、岸の岩場からナキウサギの甲高い鳴き声が聞こえることも。秋にはエゾシカの群れも訪れます。
3 アポイ岳【アポイだけ/様似町】 襟裳岬の近くにある標高わずか811mの小さな山。しかし、高山植物の宝庫として知られ、この山でしか見られない固有種が多数あります。太平洋近く、海霧や雲霧の覆われることが多く冷涼なため、低い山といってあなどらず、服装など十分注意することが必要です。
4 ルーラン海岸【ルーランかいがん/石狩市】 旧厚田村北端、国道231号線沿いの海岸。平成2年に指定された暑寒別天売焼尻国定公園の一部となっています。ひときわ目をひく岸壁が義経の涙岩で、磯舟が通り抜けるほどの洞窟が空いています。
5 宮島沼【みやじまぬま/美唄市】 北海道のほぼ中央部を流れる石狩川の流域にある宮島沼は、2002年ラムサール条約の登録湿地になりました。国の天然記念物のマガンは毎年、50,000羽以上も飛来し、国内最大規模のマガンの中継地となっています。
6 三段滝【さんだんたき/芦別市】 国道452号線沿い、芦別から桂沢湖に向かう途中に三段滝公園があります。ここのパーキングから滝の見える展望台までおよそ200m、流れのはやい芦別川を、前後70mに渡って三段に落ちている滝が見えます。滝の周りは、うっそうとした森林に囲まれています。
7 桂沢湖【かつらざわこ/三笠市】 桂沢湖を中心に道立自然公園となっています。桂沢湖は、桂沢ダムの完成によりできた人造湖。原始林に囲まれた湖畔には、宿泊施設、公園、キャンプ場、テニスコートなどが整備されています。また、周辺は化石の宝庫としても知られ、市立博物館にこの地で発掘された化石が多数展示されています。
8 神威古潭【かむいこたん/旭川市】 カムイコタンはアイヌ語で「神の居る里」を意味します。神居古潭縦穴住居遺跡・おう穴群、ストーンサークル(墳墓)、サマイクル王城趾など見どころが多く、散策路やサイクリングロードが整備されています。
9 嵐山【あらしやま/旭川市】 旭川西郊外に広がるミズナラやハルニレ、オニグルミなどの自然休養林があり、様々なルートの散策路が設けられている山です。頂上へ近づくにつれ、早春ならカタクリやエゾノリュウキンカなどの珍しい花々を観察することができます。
10 かなやま湖【かなやま湖/南富良野町】 湖畔にはキャンプ場、テニスコート、ゴーカートなどの設備の他、保養センターのある森林公園やラベンダーの丘、鹿越園地などが整備されています。
11 天人峡【てんにんきょう/美瑛町、東川町】 大雪山の主峰旭岳の南西に位置する峡谷。柱状節理の断崖は羽衣の滝まで続いています。羽衣の滝までは約15分、カツラ、エゾイタヤ、ナカバヤナギなど木々の間を抜けていく気持ちいいルートです。
12 層雲峡【そううんきょう/上川町】 石狩川源流の延長25kmにわたる大渓谷。両側にみごとな柱状節理の断崖が続き、途中に流星の滝、銀河の滝などの見どころも。やがて、大函、小函など呼ばれる大絶壁に至ります。周辺は原生林に覆われ、秋は特に美しい紅葉に包まれます。
13 糠平湖【ぬかびらこ/上士幌町】 道内第2の人造湖。周囲は32kmで一周することができますが、湖東側の15kmほど砂利道となっています。周辺にはエゾマツやトドマツの針葉樹が中心。ミユビゲラと呼ばれる日本でここだけ生息大変する珍しいキツツキもいます。ごくまれにヒグマが出ることもありますので注意しましょう。
14 然別湖【しかりべつこ/鹿追町】 然別湖周辺は、国立公園に指定されていて、動物・植物・木の実・キノコなどの採取は禁止されています。エゾマツやトドマツの深い針葉樹林が森林を構成し、散策するための歩道も何本も整備されています。
自然ガイドからのアドバイス 富良野東大演習林:
富良野市の南に広がる日本最大(22.871ha)の樹木の研究林で、四季を通じて鮮やかで美しく学術的価値でも貴重な森林として知られています。
襟裳岬:通年生息するゼニガタアザラシを観察できるほか、秋には川を遡上するサケ、クマゲラが生息する森など、周辺には多彩な自然環境がひろがっています。

Ⅲ 道北エリア

■道北エリア
  道北エリアは、日本の最北の地でもあるため、植生も亜寒帯の特徴が色濃く現れています。日本最北の離島である礼文島は、もっとも標高が高い地点で礼文岳の490mですが、高緯度にあるため、島全域に渡って高山植物が自生しています。
礼文島と隣り合う利尻島は、島の中央に日本百名山の一つでもある利尻岳がそびえたっています。標高1,000m以上の地点には、リシリヒナゲシ、リシリオウギなどの高山植物が自生するお花畑が広がっています。
 天塩町、豊富町などにまたがるサロベツ原野には、エゾカンゾウやワタスゲなどの植物が自生しており、海岸沿いにも見事に針葉樹林がが広がっています。
 北オホーツク海に沿った「北オホーツク道立自然公園」には、クッチャロ湖・モケウニ沼などの天然湖沼が点在し、その周辺の湿原や海岸砂丘に広がるベニヤ原生花園など、広々とした北方的景観を特徴としています。
ハクチョウなど水鳥類の大規模な飛来地となっているクッチャロ湖は、「ラムサール条約」の登録湿地として指定されています。
1 雨竜沼湿原【うりゅうぬましつげん/雨竜町】 南暑寒別岳の中腹にできた湿原。登山口からは、約1時間半で湿原に到着します。湿原内には、木道が設けられていて、6月下旬頃までは、ミズバショウ、その後ショウジョウバカマやチングルマ、エゾノヒツジグサなどの花々が次々と咲きます。
2 雄冬岬【おふゆみさき/増毛町】 切り立つ断崖で有名。駐車場からは遊歩道を10分程歩いて「雄冬岬展望台」に到着します。途中に「まむし注意」の看板があり、足元には十分注意すること。展望台から眺める、日本海に沈む夕日は感動的です。
3 朱鞠内湖【しゅまりないこ/幌加内町】 道立自然公園指定。湖内には多数の島が浮かび、イトウやサクラマス、アメマスなどが生息しています。また、湖畔のトンネルに生息するモモジロコウモリは、絶滅危惧種に指定されており、間近で見ることのできる道内でも珍しい場所です。
4 焼尻島【やぎしりとう/羽幌町】 枝が左右に広がり、標高がわずか1.5m~2.0mにしかならないオンコの木をはじめとした48種の樹木が育つ緑の島。島中央を貫く幻想の径に入ると、様々な鳥や昆虫の生態を間近で観察することができます。
5 天売島【てうりとう/羽幌町】 オロロン島をはじめ海鳥がコロニーを形成する、世界でも有数の海鳥の島。西海岸は断崖が続き、赤岩展望台、海鳥観察舎、観音崎展望台などがあり、海鳥の巣作りや子育ての様子を観察することができます。
6 サロベツ原生花園【サロベツげんせいかえん/豊富町】 サロベツ原野の代表的な花園。1周1.2kmの木道の自然探勝路が設けられていて約20分で巡ることができます。6月下旬から7月上旬にはエゾカンゾウの花が満開になり、その後ヒメシャクナゲ、ツルコケモモなどの湿原の花を観察することができます。
7 利尻島【りしりとう/利尻町、利尻富士町】 姫沼やオタトマリ沼など島周辺の様々なところに遊歩道が設置されています。利尻山登山のルートは、数ルートありますが、鴛泊からの登山ルートの途中には甘露泉水が湧いており、日本百名水の一つに数えられています。島1周を歩こうと思うと、約12時間かかるでしょう。
8 礼文島【れぶんとう/礼文町】 礼文島のハイキングコースとしては、北端のスコトン岬から西海岸に沿って元地海岸まで歩く8時間コースや、その途中西上泊海岸からバス停浜中に抜ける4時間コースなどがあります。礼文島は北緯45度に位置するため、本州なら2,000m以上の高山地帯でしか見られない高山植物を数多く見ることができます。
9 野寒布(ノシャップ)岬【のしゃっぷみさき/稚内市】 宗谷湾を挟んで宗谷岬と相対する岬。ここからは利尻富士と礼文島を一望することができます。島々をシルエットにして沈んでいく夕日の美しさも格別です。
10 宗谷岬【そうやみさき/稚内市】 日本最北端の岬。「日本最北端の地の碑」や「間宮林蔵の立像」などがあります。岬の反対側には宗谷丘陵が広がり、5月から10月に掛けては牛が放牧され、周氷河地形を見ることができます。また、宗谷岬展望台があります。
11 ベニヤ原生花園【ベニヤげんせいかえん/浜頓別町】 浜頓別町から猿払にかけて、オホーツク海沿岸に広がる花園。砂丘列間湿原(ノハナショウブ、タチキボウシなど)と海岸草原(ハマナボウフウ、ハマナスなど)から構成され木道、展望台が整備されています。
12 クッチャロ湖【クッチャロこ/浜頓町】 ラムサール条約登録湿地でコハクチョウの一大集結地となっています。秋と春のピーク時は20,000羽が集まり、シギ類やカモ類とともに賑わいを見せます。春、湖面の氷が溶けるころにはオジロワシ、オオワシが氷上に姿を見せます。
13 北見神威岬【きたみかむいみさき/浜頓別町、枝幸町】 神威山がオホーツク海に向かって突き出し、岬となっています。斜面下には背の低いトドマツ林があり、強い海風で片側に枝を伸ばす姿になっています。先端の灯台のすぐ下を国鉄が走り、そのすぐ下を国道が走っていましたが、現在は鉄道は廃線となっています。
自然ガイドからのアドバイス 母子里地区(幌加内町):入林許可が必要なだけあって、自然度の高い森林を体験できます。散策する林道も整備されてちるのでファミリーでも安心です。
流氷:一面の海をおおう氷原はただただ圧巻で、春先の溶け始めた流氷を美しいです。さらに、流氷とともにやって来るオオワシやオジロワシにも出会えます。

Ⅳ 道東エリア

■道東エリア
  太古の自然が眠る湿原、神秘的な湖、うっそうと茂る原始林。道東は手つかずの大自然に満ちあふれています。釧路湿原は、湿原面積が2万9、000haもある日本最大の湿原で、ここには、昆虫も含めて約1,400種類の野生動物が生息しています。特別天然記念物のタンチョウヤや氷河期の生き残りといわれるキタサンショウウオなど貴重な野生動物も少なくありません。
浜中町にある霧多布湿原は、気候が冷涼なため、海抜0mほどでもガンコウランやハクサンチドリなどの高山植物を見ることができます。
 オホーツク海に槍のように突きだした知床半島は、黒々とした原生林に覆われた日本最後の秘境といわれる地です。北海道に住んでいるほとんどの動物が生息しており、天然記念物の鳥なども多く見かけることができます。
国の天然記念物のマリモが生息する場所で知られる阿寒湖は、阿寒を代表する山、雄阿寒岳と雌阿寒岳に囲まれた美しい湖です。ここでは、国の天然記念物であるタンチョウヅルの優美な姿を見ることができます。
1 知床岬【しれとこみさき/斜里町】 知床半島の突端、まったく人の手に触れられていない秘境です。ウトロ港から観光船が出ており、3時間半の行程で海からの景観を見ることができます。崖から海にかけては草原があり、運が良ければ熊などの野生動物を見ることができるかもしれません。
2 知床五湖【しれとこごこ/斜里町】 原生林に囲まれてたたずむ5つの湖を総称してこう呼びます。お互いに遊歩道によってつながっていて五湖すべてを巡って約1時間、また小高い丘の上にある展望台からは第一湖と知床連山のパノラマが見渡せます。
3 小清水原生花園【こしみずげんせいかえん/小清水】 濤沸湖の湖口から浜小清水までのおよそ7kmにわたる地域。間に国道とJR走り、それを境に砂丘草原と湿原草原に分けられています。中にはおよそ3.8kmの遊歩道が整備されています。
4 能取湖【のとろこ/網走市】 南岸の卯原内では、道内で最も大きなサンゴ草群落を見ることができます。春から夏にかけて潮干狩りの名所にもなっています。能取岬に向かうと牛馬の放牧が行われ斜里岳の眺望も楽しむことができます。ここには、ノビタキなどの夏鳥や冬期には海ガモ類、オジロワシなどが見られます。
5 サロマ湖【サロマこ/北見市、佐呂間町、湧別町】 オホーツク海と一部つながった汽水湖。西岸から伸びた砂州と東岸から伸びる砂州(竜宮街道)がウオーキングポイント。また、キムアネップ岬やサンゴ岬では、秋に全体が紅葉し湖面を真っ赤に染めるサンゴ草の群落もみものです。
6 摩周湖【ましゅうこ/弟子屈町】 世界一透明度が高いと言われる湖。周囲20kmのカルデラ湖で、川の出入りは全くありません。周囲は300~400mの絶壁に囲まれて展望台からの眺望ということになります。
7 屈斜路湖【くっしゃろこ/弟子屈町】 南岸のコタンという集落から湖畔沿いに、露天風呂のある池の湯まで続く遊歩道があります。ヤチダモの林に覆われ、クマゲラやエゾライチョウなどの野鳥を見ることができます。エゾリスやキタキツネに出会うことがあるかもしれません。
8 和琴半島【わことはんとう/弟子屈町】 屈斜路湖の西岸に突き出た半島で、半島を一周できるおよそ2.5kmの自然探勝路が整備されています。その途中、半島の先端には「オヤコツ地獄」があり、温泉が噴き出し無料の露天風呂が作られています。
9 阿寒湖【あかんこ/阿寒町、足寄町、弟子屈町】 特別天然記念物マリモで有名、火山の陥没によってできた火口原湖。周辺には丹頂鶴が生息し、エゾ鹿やキタキツネ、シマフクロウなどの野生動物も身近に見ることができます。
10 オンネトー【オンネトー/足寄町】 雌阿寒岳のふもとにある湖。湖畔には原生林を開いた国設の野営場があり、ここから湖東岸に遊歩道がのびており、一周約1時間で歩くことができます。また、雑木林の道を30分ほど歩くマンガンを含む温泉が湧く、温泉の滝「湯の滝」があります。
11 尾岱沼【おだいとう/別海町】 野付牛半島に囲まれた湾を野付牛湾といいますが、その西側の一部を尾岱沼としています。一年中ゴマフアザラシが生息し、春、秋には数百羽のコクガンが羽を休める光景を見ることができます。冬期には、白鳥台でオオハクチョウの餌付けの様子を見ることができます。
12 野付半島【のつけはんとう/標津町】 根室海峡に鳥の嘴のように突き出た細長い半島。途中、トドワラが海水に立ち枯れたまるで白骨の林のようなトドワラがあります。トドワラ入口まから徒歩で30分ほどで行くことができます。さらに1周20分の木道が整備れています。
13 納沙布岬【のさっぷみさき/根室市】 日本最東端の地。「望郷の岬公園」になっていて巨大なモニュメントがあり、目前に北方領土を望める展望タワー「平和の搭」があります。
14 風蓮湖【ふうれんこ/根室市】 周囲100kmほどの巨大な湖ですが、春国岱以外は分厚い湿原に囲まれていてなかなか足を踏み入れられません。春国岱と対をなす北側の砂州走古丹は、観察できる野鳥の数が道東随一と言われています。
15 春国岱【しゅんくにたい/根室市】 風蓮湖と根室湾を隔てる砂州のうち南側が春国岱。春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターを取り囲む林の中に「野鳥の小道」という一周1.4kmの遊歩道があります。また、センターから500mほど先の橋から始まる木道は約4.6kmあり約2時間の散策が楽しめます。
16 霧多布湿原【きりたっぷしつげん/浜中町】 霧多布湿原ファンクラブによって作られた木道があります。
ラムサール条約の登録湿原で、6月のワタスゲから始まり8月のエゾカンゾウ、リンドウまで次々と咲く花を楽しむことができます。散策前に霧多布湿原センターを訪ねるといいでしょう。
17 厚岸湖【あっけしこ/厚岸町】 厚岸湾に連なる楕円形をした汽水湖。湖岸には塩生植物のアッケシソウが生息しています。アッケシソウは普通緑色をしていますが、秋には茎が紅紫色になり、俗称サンゴソウとも呼ばれています。
18 別寒辺牛湿原【べかんべうししつげん/厚岸町】 釧路湿原の北東50kmに広がる日本第3の湿原。知名度が低いため訪れる人は多くありませんが、その分自然が手付かずに残っている湿原です。別寒辺牛の中流域にはミズゴケが盛り上がり、その上に高山植物が生息する高層湿原が100ha程あります。
19 塘路湖【とうろこ/標茶町】 釧路湿原北東部にある湖。塘路湖エコミュージアムセンターがあり、ここからサルボ展望台コース、塘路湖畔コースの2つ遊歩道が続いています。湖畔コースはキャンプ場まで15分程度のコースで、ミズナラの林の中でバードウオッチングなど楽しむことができます。
20 釧路湿原【くしろしつげん/釧路市、鶴居村、標茶町、釧路町】 我が国の湿地面積の約60%を占める日本最大の湿原。特別天然記念物タンチョウの生息地として知られていますが、1980年、ラムサール条約の国内登録第1号となりました。釧路市湿原展望台、細岡展望台、コッタロ展望台などがあり、遊歩道が整備されています。
自然ガイドからのアドバイス 別寒辺牛湿原:美しい花が咲くわけでもなく素晴らしい展望が開けるわけでもありませんが、日本最大のオオハクチョウの中継地として知られ最盛期には5千羽にもなります。
フレペの滝遊歩道:往復2kmと手頃な距離の中で多様な自然環境と出会えます。海岸に出ると展望台があり、知床連山とともに断崖とオホーツク海が見渡せます。

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