ヒグマの保護管理
ヒグマは日本に生息する陸上動物の中では最も大きく、国内では北海道のみに生息する、北海道の生態系を代表する野生動物です。
昨年(H23春)は、ヒグマの出産数が多かったと考えられ、春先は森林内で親子グマの出没が多いことや、5月以降、子グマは母グマから独立し、好奇心が旺盛で、警戒心が薄いことから、人里付近に出没しやすいことも予想されます。
- ヒグマの出没が予想される野山には出かけないようにし、行く場合には、集団での行動を心掛けましょう。
- 鈴などの鳴り物を携行したり、見通しの悪い場所では笛を吹くなど、音を出す工夫をしましょう。
- 特に、早朝や夕方、濃霧時や降雨時、河川や沢沿い、見通しの悪い場所は注意しましょう。
昭和37年度から平成23年8月までに発生したヒグマ事故では、127件の事故で49人の方が死亡しています。 (昨年度は、春に山菜採りの事故が1件発生!)
ヒグマは全道に分布しているので、野山などには、ヒグマが必ずいることを認識し、事前に関係機関に出没情報を確認するなど、十分に注意してください。
一般的にヒグマは確保した餌を奪おうとするものには、非常に攻撃的になることが知られております。
ヒグマの主要な餌資源であるフキやギョウジャニンニクの採取や、ヒグマが移動帯、採餌場所として利用している河畔付近での川釣りなどでは、十分な注意が必要です。(鈴等の鳴り物を必携するなど、基本事項の徹底!)
また、道では、ヒグマによる人身事故が発生した場合には、今後の事故防止に役立てるため、被害者やその関係者から事情を聞き、被害地の調査により、事故に至った原因や生還できた状況を調査・分析しています。
★山菜採りではヒグマに注意してください
山菜採りやレジャー、釣りなどで
(一般向けお知らせ、ヒグマによる人身事故防止)出かける時は、あらかじめ市町村や土地管理者等に、ヒグマの出没状況を問い合わせるなどして確認し、十分に注意願います。
また、人間の食べ物はヒグマにとってもエサです。
皆さんの安全や危険なヒグマを作らないため、生ゴミやお供え物などは必ず持ち帰りましょう。
★月別捕獲数の状況
★近年の都市近郊や市街地、集落周辺にも出没する傾向について(推測)
近年、「以前よりも都市近郊や市街地、集落周辺にヒグマが出没する傾向が多くなっている。」と狩猟者などから耳にする機会が多くなっています。
また、河川敷や排水路、防風林などを移動していることから、目撃情報がないまま、市街地に接近した例も報告されていますので、自治体などの出没情報にもご注意ください。
市街地などに出没する原因については、よくわかっていませんが、次の環境省のマニュアル記載事項などを参考にしてください。
<参考>
環境省:クマ類出没対応マニュアル -クマが山から下りてくる 要約
2.クマ類と中山間地域の状況(抜粋)
クマ類の人里への出没の背景には、森林環境、特に里地里山の変化、中山間地域の社会環境の変化、さらには狩猟者の減少などが総合的に作用していると考えられます。
・ 里山の森林の高林齢化や耕作放棄地の増加により、里地里山におけるクマ類の
生息適地が増加している。
・ 中山間地域の過疎化、高齢化による野生動物に対する地域の防除力が低下して
いる。
・ クマ出没に対処できる狩猟者が減少している。
ヒグマの季節毎の餌などがわかります。
キノコ採りなどで野山に入る際には、ヒグマに注意してください。
ヒグマに遭遇しないための注意点と、ヒグマに遭遇してしまった場合の注意点を
紹介しています。
ヒグマは雑食性なので農作物から家畜まで、被害の対象は様々です。
それまで被害を受けていない作物でも、ある年から急に被害が発生することがあり
ます。 また、一度被害を受けた土地では同様の被害が続く傾向があります。
ヒグマを寄せ付けない、防除対策が重要です。
<防除対策の例>
○被害防除の写真など(「ヒグマ対策の手引き」から抜粋)
↓ヒグマ対策の手引きも参考にしてください。
ヒグマに関する各種調査研究の成果等が種々反映されております。
●自治体や関係機関の皆様
「ヒグマ対策の手引き」を地域の安全対策、被害防止にご活用ください。
対応責任者を定めて情報の収集と管理の一元化や休日の連絡体制を確保
してください。
(最近のヒグマ人身事故はレジャー系が多く、休日の発生が多くなっています。)
●問題個体の段階判断
ヒグマの出没に際して適切な判断や対応できるよう「ヒグマ出没判断フロー」を作成しましたので、ご活用ください。
ヒグマへの対応には危険を伴うと同時に、生態や習性を熟知するなど、高い技術と経験が 必要ですが、近年狩猟者の減少が急速に進んでおり、特にヒグマの捕獲に対応できる人材が 少なくなってきています。
そのため、平成18年7月、ヒグマに対応する捕獲技術や経験を伝承する目的で、各地の捕獲熟練者から聞き取りで得られたヒグマの捕獲技術などをテキストとして取りまとめました。
★狩猟中(有害鳥獣駆除含む)のヒグマ事故防止について
昭和37年度から平成23年9月までに発生した狩猟中(有害鳥獣駆除を含む。)のヒグマ事故は、124件中51件と全体の41.0%にのぼっています。
(狩猟者へのお知らせ) ヒグマは全道に分布していることから、猟場にはヒグマが必ずいることを認識し、十分注意して出猟してください
(ヒグマ出没予想)。
狩猟や駆除中は十分に注意してください。
★ ヒグマの調査研究
狩猟に関する法律をはじめ、狩猟の意義・役割や相談窓口等をまとめ、広く狩猟制度の普及啓発を図ることを目的として作成しました。
ヒグマの分布や捕獲数を掲載しています。
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◆渡島半島地域ヒグマ保護管理計画(第2期)◆
平成22年度から平成28年度までを計画期間とする渡島半島地域ヒグマ保護管理計画(第2期)を策定しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・(参考)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○素案に対する道民意見
計画(素案)について、道民の皆様や関係機関に5月12日から6月11日まで、
ご意見を募集したところ道民意見募集で2個人から延べ11件、関係機関への意見
照会で13機関から延べ25件のご意見が寄せられました。
(参考:
研究成果「渡島半島地域におけるヒグマ問題個体 モニタリング手法確立
への試み」P20-23 環境科学研究センター)
平成14年から16年まで、渡島半島地域ヒグマ保護管理計画に基づく
平成17年から期間を定めて、渡島半島地域ヒグマ保護管理計画に基づく
人材育成のための捕獲を実施しています。
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★リンク(ヒグマに関する報告書が掲載されています。)
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