最終更新日:2021年3月26日(金)
ヒグマの保護管理
ヒグマは日本に生息する陸上動物の中では最も大きく、国内では北海道のみに生息する、北海道の生態系を代表する野生動物です。
その一方で、農業被害や人身被害など、人とのあつれきの原因ともなっています。
このため、道では、こうした人とヒグマのあつれきを低減しながら、地域個体群の存続を図るため、北海道ヒグマ管理計画を策定し、総合的なヒグマの保護管理施策に取り組んでいます。
北海道ヒグマ管理計画(平成29年3月策定)
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概要版
(PDF397KB)
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計画
(PDF875KB)
資料 (PDF2,658KB
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●北海道ヒグマ管理計画策定に向けた経過
平成28年 7月26日 平成28年度第1回北海道ヒグマ保護管理検討会開催
平成28年11月28日 北海道議会環境生活委員会に「北海道ヒグマ管理計画(素案)」を報告
平成28年12月12日 パブリックコメント実施(~平成29年1月13日)
平成29年 1月12日 北海道環境審議会自然環境部会審議
平成29年 2月 8日 北海道環境審議会自然環境部会答申
平成29年 2月23日 北海道議会環境生活委員会に「北海道ヒグマ管理計画(案)を報告
平成29年 2月23日 環境大臣協議
平成29年 3月14日 環境大臣協議終了
平成29年 3月24日 平成28年度第2回北海道ヒグマ保護管理検討会開催
平成29年 3月29日 「北海道ヒグマ管理計画」決定
ヒグマは全道に分布していますので、あなたがヒグマの被害に遭わないために、野山に入る際にはそこにもヒグマがいるという認識を持ち、次の事項に留意しましょう。
【トピックス】
ヒグマの季節毎の餌などがわかります。
ヒグマは雑食性なので農作物から家畜まで、被害の対象は様々です。
それまで被害を受けていない作物でも、ある年から急に被害が発生することがあります。
また、一度被害を受けた土地では同様の被害が続く傾向があります。
ヒグマを寄せ付けない、防除対策が重要です。
<防除対策の例>
○被害防除の写真など(PDF)(「ヒグマ対策の手引き」から抜粋)
ヒグマの問題に対する理解促進とヒグマ対策の推進を目的とし、平成15年3月に作成しました。
近年の市街地周辺への出没などに対応するため、令和3年3月に改訂しました。
「ヒグマ対策の手引き」を地域の安全対策、被害防止にご活用ください。
★出没個体の有害性に応じた対応
すべてのヒグマがあつれきを起こすものではなく、また、生じるあつれきの程度には個体差があることから、出没事例ごとにヒグマがとった行動からあつれき発生のおそれやその程度(有害性)を判断し、有害性の段階に応じた適切な方策を実施しています。
ヒグマへの対応には危険を伴うと同時に、生態や習性を熟知するなど、高い技術と経験が 必要ですが、近年狩猟者の減少が急速に進んでおり、特にヒグマの捕獲に対応できる人材が 少なくなってきています。
そのため、平成18年7月、ヒグマに対応する捕獲技術や経験を伝承する目的で、各地の捕獲熟練者から聞き取りで得られたヒグマの捕獲技術などをテキストとして取りまとめました。
★狩猟中(有害鳥獣駆除含む)のヒグマ事故防止について
昭和37年4月から平成24年8月末までに発生した狩猟中(有害鳥獣駆除を含む。)のヒグマ事故では、127人中51人と全体の40%にのぼっています。
★ ヒグマの調査研究
★ リンク
日本哺乳類学会学会誌掲載のヒグマに関する論文等を閲覧できます。
(検索欄に「ヒグマ」と入力してください。)
「ヒグマの捕獲数及び被害状況」「ヒグマの推定生息数について」「ヒグマによる人身事故発生状況について」の情報はオープンデータとして自由に二次利用することが可能です。(CC-BY)
利用する場合には出所明示を行ってください。詳しくは北海道オープンデータ利用規約をご確認ください。
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