大沼国定公園
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大沼国定公園のあらまし

1.地域 
 大沼国定公園は渡島半島の中央部、七飯町、鹿部町、森町の3町にまたがって広がる、面積およそ9,000haの自然公園です。
 公園区域は、活火山である駒ヶ岳(1,131m)と、その山麓に点在する大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の大沼三湖に代表される湖沼群の地域で、山と水の変化に富んだ景観を一体的に含んでいます。 公園の中心である南大沼地区は、道南の玄関口である函館市の中心部から北へ20km程のところにあります。

2.気候 
 本公園の区域は北海道最南端部に位置しているため、道内の自然公園では最も温暖な地域にあたります。大沼地区は海抜100mを多少超える程度ですが高原状の地形となっているために、真夏でも気温が30℃を超えることはほとんどありません。冬には最低気温が-10℃を下回る日もしばしばみられ、公園内の湖沼群はいずれも全面結氷します。降水量は北海道内では平均的な年間1000mm前後で、季節的には5月と秋季に多くなります。

3.歴史 
 大沼一帯は、1859年(安政6年)に函館が開港されると外国人が訪れるようになりました。また、1881年(明治14年)に明治天皇が本道へ行幸した際には休憩に立ち寄るなど、古くから道南随一の景勝地として知られていました。自然公園としては、1931年(昭和6年)に国立公園法が制定される以前の、1905年(明治38年)に北海道庁により道立公園として設定されました。1914年(大正3年)には、本多静六博士により大規模な公園整備計画が策定され、翌1915年(大正4年)に大沼が新日本三景に入選。1921年(大正10年)に管理等の規則も整備されました。その後、1957年(昭和32年)に自然公園法が制定されると、1958年(昭和33年)7月1日に国定公園として指定され、すぐれた自然の風景地を保護し、だれでも自由に風景を楽しみ、休養し、また自然について学べるように、保護と利用の計画をたてて管理し、現在に至っています。



大沼国定公園の見どころ
■大沼・小沼・じゅんさい沼

金波橋と駒ヶ岳 これらの沼は駒ヶ岳の火山活動によってできた堰止湖で、屈曲の多い湖岸線と多くの小島とによって、道内では珍しい日本庭園的な景観を創りだしています。この島は、泥流によって押し出された岩塊や溶岩が集積してできたものです。なお、大沼と小沼の一部の島の間には橋が渡されて、周遊コースとなっています。

 豊かな自然を育む沼には、コイ、フナ、ウグイ、ワカサギなど様々な魚類が生息しています。これらの中には明治から昭和初期にかけて移入されたものもあり、ワカサギは現在でも養殖が続けられています


センターライン
注意!
採取又は損傷を規制する動植物
歩道や木道を歩きましょう
ゴミは持ち帰りましょう
野生動物にエサを与えないで
野生動物にむやみに近づかないで
生き物を捨てない・持ち込まない
火気に注意しましょう
野球やゴルフなどの球技はやめてください
無駄なアイドリングをやめましょう
日没前に森を出ましょう
山のトイレ
登山のルールとマナー
高山植物を大切に
ヒグマについて
自然公園のしくみ
スノーモビル・車等の乗り入れ規制
イベントガイド
1月末  ・函館大沼国際クロス   
  カントリーフェステバル
2月第1土・  ・大沼函館雪と氷の祭典
      日曜日
4月29日  ・駒ヶ岳開山祭
4月最終日曜日  ・大沼湖畔駅伝競走大会
7月最終土・  ・大沼湖水まつり
      日曜日
9月第1日曜日  ・大沼ボート        
  オリエンテーリング
10月中旬   ・大沼紅葉まつり
10月10日  ・駒ヶ岳閉山祭
10月第3日曜日  ・ランニングオン大沼
お問い合わせ

北海道渡島総合振興局 保健環境部 
    環境生活課  TEL 0138-47-9439

■湖畔の四季
春


 3月、結氷していた湖面が開けると南の地方で越冬していた水鳥たちが北帰行の途上でしばらく立ち寄ります。4月中旬になると湖畔のあちこちでミズバショウが開花し、ウグイスのさえずりが春の訪れを告げます。5月になると新緑がいっせいに芽吹き、春本番です。南の国から鳥たちが繁殖にやってくると、林の中は急に賑やかになります。また、湖畔ではカワセミやアオサギが小魚などの獲物を狙う姿が見られるようになります。

 

夏
ネムロコウホネ ヨシが湖面にそよぐ風にたなびく頃になると、たくさんの雛を連れたカルガモたちの姿が見られ、沼は賑やかになります。エゾノヒツジグサの花が咲くのは6月になってから、7月にはヒシやネムロコウホネも湖面に彩りを添えます。

秋の湖畔 9月になると湖面を渡る風に秋を感じられるようになります。10月は紅葉の季節、中旬が一番の見頃です。駒ヶ岳を背景とした湖畔から、あるいは島巡りからの日本庭園的な景観が、彩りを一層引き立てます。秋この頃、繁殖を終えた鳥たちが沼や林に集まってきます。このうち大沼、小沼に飛来する水鳥は、最盛期には5,000羽程度にもなります。

 

 駒ヶ岳に冠雪がみられるようになると、冬の訪れです。12月になると湖畔も雪化粧します。そして一年でもっとも静かなシーズン。湖は一面氷に覆われ、わずかに開いた湖面で水鳥たちが冬を越します。3月になると寒さもやわらぎ、再び湖面が姿を表します。


冬



■駒ヶ岳

駒ヶ岳 道南の秀峰、駒ヶ岳は現在も活動する活火山です。この独立峰は当初、富士山のような円錐型の山容をもっていましたが、度重なる爆発によって、荒々しい山頂部となだらかな裾野をもつ現在の姿となりました。外輪山を形成する山頂部は、安政火口など3つの火口を中心として、剣ヶ峯(標高1,131m)、砂原岳(1,113m)、隅田盛(892m)の3つのピークからなり、これらのピークに囲まれて荒涼とした火口原が広がっています。過去、1640年(寛永17年)、1856年(安政3年)、1929年(昭和4年)に大爆発を起こしており、1996年(平成8年)に小噴火を起こし、現在でも小規模な噴気活動がみられます。

 なだらかな山麓は豊かな自然に包まれています。ミズナラやブナなどを主体とする広葉樹林、シラカバの若い林やカラマツの人工林が広がり、キツツキ類やカラ類などの鳥たちのほかにシマリスも棲んでいます。また、アカマツや林床のヒメアオキ、ツルマサキなどが見られるのは道南ならではです。このほか、イチイやイヌガヤも多く見られます。山麓から標高を増していくと次第にナナカマドなどの灌木帯となり、標高300m程で森林限界となります。ここから上部は一面の裸地となります。この裸地は火山活動により生じたものですが、よく見てみると長い年月をかけて、至る所で植生が回復してきています。イワギキョウやシラタマノキなどの高山植物が、低地の植物と一緒に小さな群落をつくっているところが駒ヶ岳の特徴です。



■植物の四季
赤ちゃんの誕生


 春は生命の息吹が感じられる季節です。地面をよーく眺めていると、降り積もった落ち葉を突き破り、木々の「赤ちゃん」たちが生まれてきている姿を見つけられます。

イタヤカエデ
アカマツ
ミズナラ
イロハモミジ
トドマツ



矢印
早春の花

 まだ冬枯れの陽当たりよい林の下では、木々の赤ちゃんと同様に、早々と咲く草花の姿を見つけることができます。この、まだ木々の芽吹く前というところがポイント。葉が生い茂り地面に届く光が遮られるまでの短い間に、一年分の活動のエネルギーを稼いでしまいます。そして林の中が暗くなってくると、いつの間にか姿を消してしまうものがほとんどです。

矢印
夏の高山植物

 植物はその子孫を残すために、花を咲かせ、花粉を受け渡して、種子を作らなければなりません。植物は自分では動くことができないので、花粉のやりとりは風任せのものもありますが、昆虫に運んでもらっているのが虫媒花です。同じ虫媒花でも、花によってやってくる虫の種類は異なります。高山では主な送粉者はハナアブ類とマルハナバチ類です。どちらに花粉を運んでもらうかによって、花の形や花の咲かせ方が違いますので、じっくり観察してみてください。

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秋の紅葉

 大沼周辺は昼夜の気温差が大きいため、見事な紅葉が見られます。樹種によって赤や黄色などに色付き、さらに常緑樹の緑色が加わり、鮮やかなハーモニーを織りなします。
イロハモミジ
トドマツ
ナナカマド
ダケカンバ
ブナ
矢印
 
種の移動


 紅葉が終わり葉が散った後の樹木では、枝に残った種がよく目立ちます。花粉の移動と同じく、植物には種子の移動(散布)にもいろいろな工夫がみられます。主なものには、風により運ばれるもの、鳥などの動物に食べられて運ばれるもの、自分で機械的にはじき飛ばすもの、ただ重力に従い落下し転がって広がるだけのもの、などがあります。さらには、種に翼をつけることによりただ落下するだけでなく風にも運ばれるようになっているもの、落下した後に動物によって運ばれるものなどがあります。

ハンノキ(風散布)
ナナカマド(動物散布)
ミズナラ(重力・動物)
イタヤカエデ(風・重力)

矢印
冬芽

 落葉樹は、葉が落ちてしまった後は無表情な姿をしているよう見えるかもしれません。けれども、生育環境が厳しいからこそ、冬芽にはそれを乗り切るための樹木の性質や知恵が現れています。花や葉は形や色の個体差が大きいので、図鑑などで名前を調べようとしても戸惑うことがしばしばありますが、冬芽は大きさはともかくその形態には変異が少ないので、慣れてしまえばわかりやすいといえるでしょう。
ハンノキ
イタヤカエデ
ヤチダモ
ホオノキ
ミズキ
ミズナラ
自然カレンダー
南大沼地区周辺ガイド

 南大沼地区は、交通施設、駐車場、飲食店、宿泊施設、土産物店のほかレンタカーやレンタルサイクルなど、主な利用施設が集まっている大沼国定公園の中心地区です。また、観光案内所もあるのでいろいろな情報を集めることができるほか、各種イベント会場としても利用されています。

周辺マップ

● 島巡り
 大沼にある100以上の島の間には全部で18の橋が架けられて、島巡りコース、森の小径コース、大島巡りコースの3つの周遊コースが整備されています。ここから望む駒ヶ岳は、前景の島の姿や配置が刻々と移り変わっていくため、いずれの島巡りもあっという間です。

● 白鳥台セバット
 小沼に面するこの広場の前は、冬の間は結氷しないため、オオハクチョウ、キンクロハジロやマガモなど、水鳥の一部が越冬します。

● 大沼森林公園
 大沼の湖畔に程近い公園内には、広場と数本の短い散策路が設けられ、途中には解説板もあるので気軽に自然と親しめます。大沼セミナーハウスが入り口の目印です。

● 望洋の森公園
 国定公園に隣接する駒ヶ岳の北麓、標高200~300mにあるこの公園は、いくつかの散策路が整備されています。森林とのふれあいが楽しめるレクリエーションの場としてのほか、防災林や水源かん養林としての役目も担っています。

● 東大沼キャンプ場
 大沼湖畔の木立に囲まれた、落ち着いた雰囲気のキャンプ場です。開設期間は4月下旬~11月上旬で、駐車場、炊事場とトイレが整備されています。シャワー等の設備はありませんが、約5km離れたところに留ノ湯温泉があります。

● 蓴菜(じゅんさい)沼
 この沼は、スイレン科の多年草「ジュンサイ」がたくさん採れることから名付けられました。ひっそりとした湖畔には短い散策路のほか、休憩舎とトイレが整備されています。また、明治天皇が行幸の際に立ち寄られたことを記した碑が建っています。

 

● 駒ヶ岳神社
 駒ヶ岳の銚子口登山コースの入り口となっているこの神社は1914年(大正3年)に駒ヶ岳の奉安祭典を行ったのが始まりで、1973年(昭和48年)に現在の場所に移されました。この隣に鎮座する「大岩」は、溶岩と火山灰による珍しい溶結凝灰岩です。

● サイクリングロード 
 大沼の湖畔一周は、起状の少ない約14km。進むにつれて変化する駒ヶ岳の姿や、林の木々の変化、道端に咲く花など、湖面にそよぐ風を感じながら、いろいろな風景を楽しむことができるでしょう。寄り道をしながらあなたならではの発見をしてください。

● 日暮(ひぐらし)山
 小沼と蓴菜沼に挟まれた日暮山の山頂からは、大沼三湖と駒ヶ岳がスケールいっぱいに広がります。小沼の湖畔からの距離約2km、徒歩で約1時間のうち、多くは木立に囲まれた静かな未舗装路です。

駒ヶ岳の登山コース

 現在、登山規制が行われています。
 詳細は次のホームページをご覧ください。

七飯町役場のホームページ

森町役場のホームページ

▲車馬乗入れ規制について
 大沼国定公園では、車馬等の乗入れが行われることにより、植生の損傷等自然景観への影響や動物の生息への影響が生じている地域、あるいは将来的に乗入れによる影響の生じる恐れがある地域として駒ヶ岳一帯を車馬乗入れ規制地域に指定し、自動車・オートバイ・スノーモービルなどの乗入れを許可なく行うことを禁止しています。なお、道路や広場などは規制地域から除かれています。

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