檜山道立自然公園
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檜山道立自然公園のあらまし

1.地域 
 檜山道立自然公園は、北海道の西南部、檜山振興局の西海岸と奥尻島に位置しており、上ノ国町、江差町、乙部町、八雲町、せたな町及び奥尻町の6町にまたがる面積およそ1万7千ヘクタールの自然公園で、1960年(昭和35年)に道立自然公園に指定されました。
 公園の指定区域は、江差町からせたな町にかけての日本海沿いに点在しているほか、八雲町熊石地区の見市川流域、上ノ国町の夷王山一帯、及び奥尻島の全域となっています。
 日本海沿岸部と奥尻島では、日本海の強風と波浪によって形成された海蝕崖と海岸段丘が連なり、随所に「奇岩」や勇壮な岩石海岸地形が見られるほか、内陸部の見市川上流部は檜山振興局管内でも有数の渓谷景観を有しています。
 また、檜山振興局管内は北海道で最も古く開けた土地であることから、夷王山(上ノ国町)やかもめ島(江差町)に代表される中世から近世にかけての社寺、城跡、墳墓などの歴史的・文化的遺産が数多く残されていることも、この公園の特徴となっています。

2.気候 
 この地域の気候は、日本海を北上する対馬海流の影響を受けて比較的温暖で、年間平均気温は10.9℃(平成16年)と道内でも温暖な地域です。海岸部は冬期間、北西の季節風(たば風)が強く、12月~2月にかけての平均風速は7m/sを超える道内でも有数の強風地帯です。積雪量は沿岸部では少なく、山間部では比較的多くなっています。気候上の特徴は植物相にもあらわれており、公園内の森林は道南地方に特有なブナを主体とし、これにエゾイタヤ、ミズナラ、カシワ等が混じった落葉広葉樹林が広く分布しています。

檜山道立自然公園の見どころ

江差町

●かもめ島 
かもめ島 海岸段丘からなる海抜20m、周囲2.6kmの平坦な島で、防波堤で江差町の市街地と結ばれています。強い西風のため島の大部分は草原で、東側だけイタヤカエデやミズナラが生育しています。かつては天然の港としてニシン漁や北前船交易の舞台となり、「江差追分」にも唄われるこの島は、江差のシンボルとして人々に親しまれています。島内にはキャンプ場、遊歩道、海水浴場などの施設が整備されています。

センターライン
注意!
●採取又は損傷を規制する動植物
●歩道や木道を歩きましょう
●ゴミは持ち帰りましょう
●野生動物にエサを与えないで
●野生動物にむやみに近づかないで
●生き物を捨てない・持ち込まない
●火気に注意しましょう
●野球やゴルフなどの球技はやめてください
●無駄なアイドリングをやめましょう
●日没前に森を出ましょう
●山のトイレ
●登山のルールとマナー
●高山植物を大切に
●ヒグマについて
●自然公園のしくみ
●スノーモビル・車等の乗入れ規制

まつり・イベント
●5月
*北前船まつり・いにしえ夢開道 上旬江差町
*熊石あわびの里フェスティバル 第1日曜八雲町
●6月
*夷王山まつり 第3土・日曜上ノ国町
*賽の河原まつり 22、23日奥尻町
●7月
*江差かもめ島まつり 第1土・日曜江差町
*室津祭り 19、20日 奥尻町
*がっぱり海の幸フェスタ
   inわっためがして大成
下旬せたな町
●8月
*エゾ地の火まつり 第1日曜、15日
上ノ国町
*江差姥神大神宮渡御祭 9~11日江差町
●9月
*江差追分全国大会 第3金・土・日曜江差町
お問い合わせ
■北海道檜山振興局保健環境部環境生活課
TEL 0139-52-6494

かもめ島案内図 ※かもめ島を散策する

瓶子岩瓶子岩:かもめ島への入口付近にひときわ目を引く、海の中に瓶をさかさまに立てたような不思議な形のこの岩に、ニシンの群来にまつわる伝説が語り伝えられています。

千畳敷:
かもめ島の西海岸には、波によって浸食された岩盤が露出しています。畳を敷き詰めたようなその形態から「千畳敷」と呼ばれています。

厳島神社:1615年(元和元年)、廻船問屋仲間が海上安全の願いをこめ建立した「弁財天社」を起源としています。境内には松尾芭蕉の句碑が建てられています。

開陽丸:1868年(明治元年)の戊辰戦争で、暴風のため江差沖で座礁・沈没した榎本武揚の率いる旧幕府軍の軍艦を原寸大に復元し展示しています。

●砂坂 
砂坂 厚沢部川河口北側の海岸線に沿って、長さ1.5km、幅0.5km前後の帯状にクロマツの林が広がっています。この「砂坂海岸林」は、明治初期の乱伐により裸地化した海岸砂丘の飛砂から後背の集落や農地を守るため、昭和初期に飛砂防備保安林に指定してクロマツなどを植栽し造成したものです。60年余を経た現在は樹高15m前後の一斉林となっており、カシワ、ミズナラなどの自然侵入木も多く見られます。
(※入林についての問い合わせ先:檜山森林管理署01396-4-3201)

上ノ国町

●夷王山 
 道南の清流「天の川」の河口近く、初夏には薄紅色のヤマツツジが彩りを添える夷王山は歴史の詰まった自然博物館です。標高159メートルの山頂からは弧を描く日本海の海岸線と沖合に浮かぶ奥尻島や渡島大橋を一望できるほか、付近にはキャンプ場、駐車場、展望台、森林浴やバードウォッチングを楽しめる散策路などが整っており、自然観察にも最適です。また、周辺には中世から近世にかけての史跡や文化財が数多く残されていますので、時間をかけてじっくりと散策してみるのもよいでしょう。

※夷王山周辺の歴史探訪

勝山館跡勝山館跡:夷王山東麓の丘陵地形を利用した中世の山城で、後の松前藩の祖・武田信廣が15世紀に築いたものといわれています。<国指定史跡>



旧笹波家住宅 旧笹波家住宅:笹波家は18世紀初めから続いたニシン場の網元で、現存する住宅は19世紀前半の建築で道内最古に属する住宅建築です。<国指定重要文化財>


花沢館跡:武田信廣の義父で上之国守護職の蠣崎季繁の居城とされ、1457年(長禄元年)のコシャマインの闘いでも陥落しなかったといわれています。<国指定史跡>

上國寺本堂 上國寺本堂:草創は古く1443年(嘉吉3年)と伝えられています。細部の様式などから18世紀の建立であるといわれています。<国指定重要文化財>



上ノ國八幡宮上ノ國八幡宮:1473年(文明5年)に武田信廣が勝山館の守護神として創建。本堂は1770年(明和7年)に建立されたもので、現存する神社建築では道内最古に属するものです。


夷王山墳墓群:かつてこの地を治めていた武田・蠣崎一族の墓といわれ、室町時代前後の墳墓650余基が確認されています。

乙部町
八雲町

●館の岬 
館の岬 海成段丘の白亜の地層が長い年月の間に風雨や波浪による浸食を受け、複雑な凹凸の断崖を形成しています。紺碧の海面にそそり立つ岩壁は太陽の陰影によって微妙に表情を変えます。

●鮪の岬 
鮪の岬
 安山岩の柱状節理で正六角形の岩肌が重なり奇妙な地層を作り出している岬です。岩肌がマグロの鱗のように見えることや岬の形がマグロの背に似ていることから、この名前がついたといわれており、道の天然記念物に指定されています。春先には岬の先端まで約300本のソメイヨシノが咲き競う桜の名所でもあります。

●雲石峡 
 檜山道立自然公園で唯一の山岳・渓谷部で、熊石地区と八雲地区とを結ぶ国道277号から見市川上流の渓谷景観や、渡島半島の脊梁をなす急峻な山並みを間近に見ることができます。秋にはブナやダケカンバの織りなす紅葉の名所となっています。



●鮎川海岸 
鮎川海岸 円く磨かれた玉石をぎっしりと敷き詰めたような海岸がまっすぐに続いています。奥尻島を背景に日本海へ沈んでゆく夕日が見事です。

せたな町
奥尻町

●長磯海岸 
タヌキ岩 硬い溶岩ともろい火山灰などからなる火山岩が波や風雨で浸食され、自然の造形美とも言える変化に富んだ海岸線と不思議な形の岩塊を形づくりました。海岸沿いに点々と立ち並ぶ奇岩は、その名を聞くといずれもなるほどと思わせるものばかりです。


※長磯海岸奇岩めぐり
マンモス岩 親子熊岩
▲マンモス岩
▲親子熊岩


●太田海岸 
 花崗岩の切り立った山肌と紺碧の日本海とのコントラストが美しい海岸線で、北海道としては珍しい花崗岩類の方状節理を見ることができます。

太田神社:断崖絶壁にそびえる太田山(485m)に道内最古の山岳霊場、太田神社があります。創立は嘉吉年間(1441~1443)といわれ、以来、航海の安全と霊神の加護として信仰されてきました。

●奥尻島 
 奥尻島は東西11km、南北27km、周囲84kmのなだらかな島で、全島が公園区域に指定されています。海中での浸食作用によってできた平坦面が地殻変動によって海面上に現れた「海岸段丘」が発達しており、全体で11段の段丘が形成されています。島内の森林はほとんどがブナを主体とする天然林からなり、北部にはゴヨウマツが自生しています。歴史は古く7,000年前の縄文時代にさかのぼり、江戸期以降はニシン漁で栄えました。奥尻の名はアイヌ語の「イクシュン・シリ」(=「向こうの島」の意)に由来しています。

なべつる岩なべつる岩:奥尻島に近づくとフェリーから見えてくるアーチ状の奇岩。砂岩を貫いた安山岩の岩脈が海波の侵食に耐えて残った後、その中央に円い穴が開き「鍋のつる」のような形になったものです。


賽の河原賽の河原:
奥尻島最北端の稲穂岬にあり、大成町の太田山とともに道南五大霊場のひとつ。水難者や幼少死亡者の慰霊の地として、大小の石を積み重ねた無数の石塔が立てられています。

球島山展望台:標高369mの奥尻島で三番目に高い山。島の中央部から北部一帯と対岸の渡島半島を一望できます。

弁天岬:奥尻島の北東部に突き出した岬で、かつてニシンの大漁を祈願した「宮津弁天」が岬の高台に祀られています。

無縁島と西海岸の奇岩群:奥尻島の南西部には無縁島をはじめホヤ岩、カブト岩、モッ立岩などの奇岩が立ち並んでいます。西海岸から眺める夕陽は絶景です

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