恵山道立自然公園
あらまし 見どころ 主な祭り 注意! お問い合わせ
自然カレンダー  
恵山道立自然公園のあらまし

1.地域 
 恵山道立自然公園は、渡島総合振興局の南東部亀田半島の函館市に点在し、面積はおよそ4,116haです。
 道立自然公園に指定されたのは、1961年(昭和36年)で、国際的な観光都市である函館市街地と大沼国定公園の間に位置しています。
 公園区域は、以下のように4地域に大別されます。

(1)恵山地域 
 多様な高山植物や樹木に富み、また津軽海峡を挟んで恐山と対をなす霊峰として知られる恵山を中心とした地域です。

(2)海岸地域 
 玄武岩や安山岩の柱状節理や海蝕崖・奇岩が連続し、独特な景観を有する海岸沿いの地域です。

(3)森林地域  
 南茅部地区の川汲川、大船川沿いに渓流と森林が美しい景観を織りなしている地域です。

(4)横津岳地域  
 横津岳から袴腰岳の山岳地帯で、大沼や駒ヶ岳などの雄大な展望が楽しめる地域です。

2.気候 
 本公園は、北海道の南東端に位置することから、表日本型の温暖な気候に属しています。しかし公園区域は主に海岸沿いに広がり、陸地が海岸線から急激に立ち上がっていることから、夏でも海霧が発生しやすくなっています。

 

1 恵山地域 

(1)恵山 
恵山 恵山地区と椴法華地区の境に位置する標高618mの活火山で、低標高にもかかわらず、多様な高山植物が生育してます。特に南東側斜面のエゾヤマツヅジ、サラサドウダン、ムラサキヤシオ等のツツジ類は有名で、5月下旬から6月上旬にかけて開花し、山肌が赤く見えるほどです。
 頂上までは登山道でハイキングも楽しめるほか、標高300m強までは自動車道で上がることもできます。自動車道の途中には、展望台があり、対岸の下北半島を間近に眺めることができます。自動車道終点の駐車場からは、恵山火口原や山頂にのびる遊歩道が整備されています。 この遊歩道からは、ガンコウランやエゾイソツツジ、ミネズオウなどの高山植物や様々な樹木を見ることができます。
 また、複数の噴気口や火山噴出物が一面に広がり、俗に「賽の河原」と呼ばれる独特の景観を作り出しています。


(2)水無温泉(恵山岬) 
 恵山北東斜面椴法華地区側にあり、恵山の噴火にともなう火砕流により形成された台地状の地形です。台地の上は、「灯台公園」として整備されており、優れた景観である海蝕崖を見下ろすことが出来ます。

センターライン
注意!
●採取又は損傷を規制する動植物
●歩道や木道を歩きましょう
●ゴミは持ち帰りましょう
●野生動物にエサを与えないで
●野生動物にむやみに近づかないで
●生き物を捨てない・持ち込まない
●火気に注意しましょう
●野球やゴルフなどの球技はやめてください
●無駄なアイドリングをやめましょう
●日没前に森を出ましょう
●山のトイレ
●登山のルールとマナー
●高山植物を大切に
●ヒグマについて
●自然公園のしくみ
●スノーモビル・車等の乗入れ規制
主な祭り

(1)つつじまつり、ドウダン祭  (5月中旬~6月上旬)

 ツツジの開花時期にあわせて、恵山地区で「つつじまつり」が、椴法華地区では「ドウダン祭」が開催されます。ツツジの開花状況は、花の種類や毎年の気象状況によって異なりますので、各役場にお問い合わせの上でお越し下さい。

(2)ひろめ舟まつり(6月上旬)

 古くから珍重されてきたひろめ(昆布)。恵山道立自然公園のある下海岸地域は、この昆布の産地として有名で す。昆布の特産地として広く知られる南茅部地区で、豊漁を祈願して行われる舟で競う、勇壮な祭りが「ひろめ舟まつり」です。
お問い合わせ

北海道渡島総合振興局 保健環境部環境生活課 TEL 0138-47-9439

2 海岸地域

(1)武井の島 
 戸井漁港の沖合に浮かぶ島で、海鳥も多く見られます。

(2)日浦岬 
 戸井・恵山地区の境にある岬で、安山岩の柱状節理が見られ、独特の景観を呈しています。

(3)サンタロナカセ 
 恵山地区日浦から大澗へと続く旧国道では、素掘トンネル(日浦洞門)や、奇岩が数多く見られます。

(4)銚子岬~獅子鼻岬 
 椴法華地区から南茅部地区にかけての海岸線は、美しい岩崖の続く地域となっています。

 3 森林地域

(1)川汲地区 
 南茅部地区の川汲川上流部に、市により整備された川汲公園があります。春には公園内の桜が一斉に花開き、フィールドアスレチックや夏のキャンプ、秋の紅葉観賞などが楽しめます。

(2)大船地区 
 南茅部地区の大船川中流域に、河川公園と森林公園が整備されています。特に夏には、キャンプを楽しむ観光客などでにぎわいを見せます。

4 横津岳地域 

  登山道が整備され、横津岳山頂や袴腰岳山頂からは雄大な景色を楽しむことができます。また、高山植物や湿原植物を見ることができます。

 

 

このページのTOPへ戻る↑
恵山道立自然公園の見どころ

恵山(えさん)
●---------------------------------------------------------●

 標高618mの二重式火山です。
 もともとあった成層火山の山頂部に、大爆発によって大きな火口原が形成されました。その火口原に安山岩質の溶岩ドームが押し出され、現在の恵山の形が作り出されました。
 溶岩ドームにより地下に閉じ込められたガスが、火口原に小火口をいくつか開け、その際に飛ばされた火山岩が「賽の河原」とも呼ばれる火口原の景観を作り出しました。この「賽の河原」の景観などから、恵山は古くから霊場として信仰の対象になってきました。
 また恵山では、低標高にもかかわらず数多くの高山植物が見られます。その原因としては、
・ 火山としては比較的新しく、土壌が未発達なこと。
・ 噴火湾に突出した形で位置していることから、海霧の影響が強いこと。
などが考えられます。
 主なものとして、イワカガミ、ウラジロタデ、エゾイソツツジ、オオバノヨツバムグラ、オヤマリンドウ、ガンコウラン、クルマユリ、コケモモ、ゴゼンタチバナソウ、コメバツガザクラ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シラタマノキ、ハクサンチドリ、ヒメスギラン、マルバシモツケ、ミネズオウ、ヤナギラン等があります。


 恵山は、恵山地区側からと、椴法華地区側双方から登ることができます。
 恵山地区側からは、ふもとの恵山小学校脇から恵山高原ホテル跡地、恵山高原駐車場、賽の河原を経て、山頂に至る片道約2時間半のコースです。時間のない方は、恵山高原駐車場から約1時間で、恵山山頂に至ります。
 椴法華地区側からは、恵山岬公園手前の自然休養林入口の看板を入口にしたコースがあります。こちら側からは、片道約2時間で山頂に至ることができます。
 両コースは途中で合流しているので、片側から登り、もう一方から下山することができます。

横津岳(よこつだけ)
●---------------------------------------------------------●

横津岳

 亀田半島最高峰の横津岳(標高1,167m)は、山頂から大沼や駒ヶ岳などの雄大な展望が楽しめます。稜線沿いには高山植物が分布しています。

   

 

日浦岬(ひうらみさき)
●---------------------------------------------------------●

日浦岬 戸井・恵山地区の境にある岬で、安山岩の柱状節理が、顕著に見られる岬です。
 旧国道跡地両側の斜面全体に、この柱状節理を見ることができます。
 また、駐車場先の日浦岬灯台のたもとからは、眼下に一面の柱状節理の岩塊を見ることができます。

銚子岬~獅子鼻岬(ちょうしみさき~ししばなみさき)
●---------------------------------------------------------●

 椴法華地区から南茅部地区にかけての海岸線は、美しい岩崖の続く地域です。

温泉
●---------------------------------------------------------●

 恵山、駒ヶ岳という活火山に挟まれたこの地域では、あちこちで温泉が湧出しています。
 各地区別温泉
  ・戸井地区    戸井温泉   
  ・恵山地区    恵山温泉、 石田温泉
  ・椴法華地区   水無温泉
  ・南茅部地区   川汲温泉、 大船温泉

 

水無温泉(みずなしおんせん) (恵山岬)

●---------------------------------------------------------●

 恵山岬の沖合は、風や潮流が強く、また濃霧が発生することも多く、古くから海の難所として知られ、恵山岬の灯台は船の難破を防ぐという重要な役割を担ってきました。
 この灯台の隣には、灯台ファミリー博物館(通称ピカリン館)があり、恵山岬灯台の歴史や、灯台と人との関わり、椴法華の自然などについて展示されています。

 

汐首岬(しおくびみさき)
●---------------------------------------------------------●

 北海道・本州間の最短地点にある岬。青森県の大間崎までとの距離がわずか17.5kmで、津軽海峡を挟み大間の町を望むことができます。
 この岬では、北海道では珍しい玄武岩の柱状節理を見ることができます。

武井の島(むいのしま)
●---------------------------------------------------------●

武井の島 海岸から約150m沖合いにポツンと浮かぶ島で、対岸の「いこいの丘公園」から島の側面部にむき出しになっている安山岩の柱状節理を見ることができます。
 大昔、西の海からやってきた「アワビ」と東の海からやってきた「ムイ」(アイヌ語でオオバンヒザラ貝のこと)がここで争いを起こし、戦いに敗れたムイが、ここより東にしか住まなくなったという伝説から、この名前がついています。

サンタロナカセ
●---------------------------------------------------------●

 恵山地区日浦から大澗へと続く旧国道では、素堀によって作られたトンネル(日浦洞門)や、サンタロナカセなどの奇岩が数多く見られます。
 サンタロナカセという名前の由来は次のような伝説からきています。
『昔、「三太郎」という名の漁師がこの近くに住んでいました。ある日、同じく漁師をしていた三太郎の息子が、漁に出たまま帰らず、三太郎と息子の妻は海辺にたたずみ、ひたすらその帰りを待ち続けました。二人はそのまま岩になって立ち続けました。』 ※旧国道は、落石のおそれがあるため、夜間に通行止めになったり、落石防止の工事のために通行止めになることもあります。
 市役所等へお問い合わせの上、お出かけ下さい。

川汲公園(かっくみこうえん)
●---------------------------------------------------------●

 市により整備された川汲公園があり、フィールドアスレチックや夏のキャンプ、秋の紅葉観賞などが楽しめます。
 また、この公園は南茅部地区と函館市街地の境にある台場山(491m)への登山道入口にもなっています。

大船公園(おおふねこうえん)
●---------------------------------------------------------●

 大船川中流域に、河川公園と森林公園が整備されています。

自然カレンダー
下線
北海道ホームページ | 生物多様性保全課トップ | 自然公園メニュー | このページのTOPへ戻る
Copyright (C) HOKKAIDO Government all rights reserved.
周辺マップ