|
セイヨウオオマルハナバチは、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化などのために国外から輸入されたハチです。また、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されたことから、個体がハウスから逃げないようネットを張るなどの対策が必要となっています。 しかしながら、既に逃げ出し、野生化した個体が全道各地で目撃・捕獲されるなど、在来種のハチや生態系への悪影響が懸念されています。 このため、道では、外来生物法に基づく「防除実施計画」を策定し、計画的な監視や捕獲活動など、貴重な自然環境を保全するための防除活動を展開しています。 この度、この活動にボランティアとして参加していただける方を「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」として募集しており、採用者には「防除従事者証」を発行するとともに、捕獲の際に使用する「腕章」を貸し出すこととしております。募集の背景や防除活動の詳細は、次のとおりです。 |
募集の背景
○ 国外から輸入されたセイヨウオオマルハナバチは、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化や農作物の品質向上のために貢献してきたが、一部の個体は野外に逃げ出し野生化しています。
○ そのような中、平成18年9月に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されたことから、個体がハウスから逃げないようネットを張るなどの対策が必要となり、新たな野生化の防止に努めています。
○ しかしながら、既に野生化した個体の生息地が全道各地に拡大する傾向にあり、在来種のマルハナバチを減少させるなど、本道の生態系への悪影響が懸念されています。
防除活動の概要
○ 道は、平成18年から東京大学が行っている「マルハナバチ監視活動(「マルハナバチモニター」)と連携し、セイヨウオオマルハナバチに対する対策を進めてきました。
○ 平成19年5月に外来生物法に基づく「防除実施計画」を作成し、本道の貴重な自然環境地域を中心に、計画的な防除活動に取り組むこととしました。
○ この活動には市町村や農協職員などのほか、外来種問題に関心のある一般住民にも広く呼びかけ、ボランティアとして参加できる方を「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」として募集することにしています。
○ セイヨウオオマルハナバチと在来種の見分け方や、捕獲の際の留意事項を周知する研修会を各総合振興局(振興局)単位に実施しています。
※ ただし、既に研修会を終了している支庁もあるので、確認が必要。終了している場合は、
研修に使用した資料を送付しますので、自己研修の上、各総合振興局(振興局)へ参加を申し込んでください。
○ セイヨウオオマルハナバチの最大の特徴は「お尻が真っ白」ということで、ここに注目すると在来種のハチと見分けることができます。
○ このバスターズに参加する方には、①「防除従事者証」の発行、②捕獲活動を行う際には「腕章」の貸出しを行うので、法律に基づく適切な活動であることを対外的に示します。
貸し出す腕章の図柄【お尻の白いハチを捕まえよう】
○ バスターズ申し込みの受付は各総合振興局(振興局)単位に行っているので、問い合わせてください。
①北海道環境生活部環境局自然環境課
電話 代表011-231-4111(内線24-387)
②総合振興局(振興局)保健環境部環境生活課自然環境係
連絡先一覧(直通)
石狩振興局 011-204-5824
渡島総合振興局 0138-47-9439
檜山振興局 0139-52-6494
後志総合振興局 0136-23-1354
空知総合振興局 0126-20-0043
上川総合振興局 0166-46-5922
留萌振興局 0164-42-8436
宗谷総合振興局 0162-33-2922
オホーツク総合振興局 0152-41-0630
胆振総合振興局 0143-24-9577
日高振興局 0146-22-9254
十勝総合振興局 0155-26-9028
釧路総合振興局 0154-43-9154
根室総合振興局 0153-23-6823
セイヨウオオマルハナバチについて
本道への導入の経緯等
○ 1990年代にトマトなどのハウス栽培で、花粉を媒介させるためにヨーロッパなどから
導入
○ 野生化した個体により懸念される生態系への悪影響
・ 餌の競合などによる在来マルハナバチの駆逐
・ 在来マルハナバチに花粉の媒介を依存する在来植物の健全な繁殖の阻害など
○ 黒と黄色の縞模様で、「真っ白なお尻」が在来種と見分ける最大の特徴
セイヨウオオマルハナバチの模様
女王バチ 働きバチ オスバチ
○ 平成21年度末までに、目撃または捕獲の情報がある市町村数(累計):118市町村
○ 平成21年度に捕獲された個体数:50,419頭