カナダやアメリカからペットとして道内に持ち込まれたアライグマは、'80年代頃から、野外に逃げ出したり、飼い主が放したりしたことで野生化し、道央部を中心に繁殖しています。
アライグマは、環境適応能力や繁殖力が高く、急速にその分布域を拡大し、2010年9月末現在、道内136市町村において、生息情報があります。
本道の生態系は、様々な生物が相互に作用しあい長い年月をかけ形成されており、外部からの生物の侵入にもろい面を有しており、アライグマについては、本道固有の生態系や農作物などに被害を与えているほか、人間への健康被害も懸念されています。
| 被害の例 | |
| 生態系 | 野幌森林公園のアオサギ営巣地消滅、シマフクロウの巣への接近、ザリガニやカエルを捕食、生息域が重複するタヌキやキツネを駆逐など |
| 農作物等 | トウモロコシ、メロン、スイカ、イチゴ、水稲、ロールパックサイレージ、飼料、ニジマス、緑化木の食害など |
| 人の健康 | レプトスピラ症、アライグマ回虫症、狂犬病などを伝播するおそれ |
アライグマによる被害を防止するため、道は、「北海道アライグマ対策基本方針」を策定し、アライグマの「野外からの排除」を最終目的とした対策を実施しています。
アライグマ対策は、早期発見・早期対策が、効果・費用の面から有効であり、道、市町村、農協などの団体、農家、地域住民、研究機関などの関係者が、相互に連携・協力して取り組むことが重要です。
さて、アライグマとは、どんな動物なのでしょうか。
北海道の在来種であるタヌキと非常によく似ていますが、アライグマ特有の眉間や尾の縞、5本指の足跡などで、その違いを見分けることができます。
また、頭胴長40~60cm、尾長20~40cm、体重6~7kgで、水辺の森林地帯を好みますが、農耕地や市街地まで多様な環境に生息します。本道においては、春から夏にかけて畜舎周辺や農地で捕獲されることが多く、また、冬においても樹洞などで越冬するアライグマが餌を探しに畜舎等に姿を見せることがあります。
アライグマの特徴
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農作物被害の見分け方
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農作物被害の防止策(アライグマ研究グループ) |
捕獲技術(箱ワナ)
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| ●餌付けをしてはいけません。生ゴミの容器は丈夫なものを用いてしっかりとフタをしましょう。 |
| ●ベランダの下、屋根裏、物置へ侵入させないよう物理的に遮断しましょう。 |
| ●アライグマ回虫などに感染しないように、庭仕事や砂遊びの後は手・ツメの間をよく洗いましょう。 |
新たなアライグマの生息情報つきましては、市町村、各支庁環境生活課または道庁自然環境課へご一報ください。
なお、アライグマは、「外来生物法」(平成17年6月1日施行)に基づき、「特定外来生物」に指定されました。これにより、原則として、アライグマの運搬、保管等が禁止されています。捕獲等をする場合には、原則として外来生物法に基づく防除の確認(又は認定)が必要となりますので、環境省北海道環境事務所野生生物課(011-251-8704)へお問い合わせください。
| 問合せ先:北海道環境生活部環境局自然環境課特定生物グループ 電話番号:011-204-5205 FAX番号:011-232-6790 Eメールアドレス:kansei.shizen1@pref.hokkaido.lg.jp |