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ホーム > 環境生活部 > 生活局 道民活動文化振興課 > 平成15年度北海道地域文化選奨受賞者の紹介
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◆◇ 第11回(平成15年度)北海道地域文化選奨受賞者の紹介 ◇◆
 
 
【アポイ岳ファンクラブ】≪北海道地域文化選奨≫          [http://apoifan.mt-hidaka.jp/

アポイ岳登山

 日高山脈の南端、様似町に位置するアポイ岳(標高810.6m)は、この山だけに生育する絶滅危惧種のヒダカソウや、国指定天然記念物の高山蝶ヒメチャマダラセセリなど、全国的にも珍しい高山植物、希少動物の宝庫であり、町のみならず、北海道、日本の宝です。
 平成9年9月、アポイ岳ファンクラブは、「アポイを愛し、アポイがいつまでもアポイであり続けるために活動する」ことを目的に結成され、この山の貴重な自然を後世に伝えるため、地道な活動を多岐にわたり展開しています。主な活動としては、登山道の整備や盗掘防止パトロールなどボランティアによる自然保護活動や、多くの住民参加を募る登山会や講演会、砂金採取会の実施、アポイ岳の植物図鑑の発行など、ユニークな発想で地元の自然を再認識する啓発活動を行っています。また、自ら植物調査やシンポジウムを行うなど、アポイ岳の自然に関する「知識」の蓄積と町内への普及にも努めており、その活動は地域の自然を生かした文化活動へと広がりを見せています。
 ファンクラブは、「住民と行政が一体になった保護」を重視し、町や道、国への働きかけを随時行っており、高山植物などの売買を規制する「北海道希少野生動植物の保護に関する条例」制定の実現に大きな役割を果たすなど、自然を愛する心を通じて人と人をつなぐ住民活動の牽引役として、今後ともさらなる地域文化振興への貢献が期待されます。
 
◎活動の沿革
平成 9年 有志33名により、アポイ岳ファンクラブを結成。アポイ岳登山道の整備を開始
   12年 アポイ岳山麓に啓発用看板を設置
   14年 アポイ岳盗掘防止標語を募集し、表彰
   15年 ミニ植物図鑑「アポイ岳の高山植物と山草」を発行
       文化庁天然記念物担当者を交え、シンポジウム「アポイの花たち 未来に向かって!」を開催
       地球温暖化によるアポイ岳の植物への影響を指摘
 このほか、例年講演会の開催や機関誌の発行、児童・生徒の自然保護教育のための指導などを行い、アポイ岳の保護及び自然環境の保護意識の啓発を図っています。
 

                   
 
【滝川映画サークル】≪北海道地域文化選奨特別賞≫

滝川劇場

 昭和54年6月の発足以来、「よい映画をより多くの人とともに」をモットーに、地方ではなかなか見ることのできない世界各国の優れた映画や日本の名作映画などを、20数年にわたり、月1回のペースで自主上映会を開催しています。その上映本数は400本、参加者は延べ3万人を超えており、地域の人口減少に伴い常設映画館を失った中で、世界の映像文化を地域に紹介し続けています。
 また、この月例上映会以外に、上映する映画の内容に合わせて講師や映画関係者を招き、その映画が問いかけるテーマなどに関する講演会を開催したり、他の文化団体等との共催による映画祭、反戦映画上映会を行うなど、映画を基軸として様々な文化活動を展開しています。
 最近の活動例としては、フィルムコミッションなどについて全道各地の実践例をもとに討論した『地域と映画フォーラム』(平成12年)、全国から自主上映団体が集まり「感動を共有すること」をテーマに映画を通じたまちづくりについて討論した『たきかわシネマフォーラム』(平成13年)、チェコからアニメ監督などを招待し、上映会、ワークショップ、講演会などを行った『チェコ映画・アニメーション北海道プロジェクト2002』(平成14年)などがあり、単なる自主上映会の枠を越えて、映画の素晴らしさについてともに語り合う喜びを地域住民に提供するとともに、他団体との交流を拡げるなど幅の広い地域文化活動を行っており、今後とも地域文化発展の大きな推進力となることが期待されます。
 
◎活動の沿革
昭和54年 滝川映画サークル発足、月例上映会(名作映画鑑賞会)、機関誌「ストーリー」発行開始
   58年 アジア映画祭(国際交流基金と共催)を開催
   64年 日本名作映画祭(文化庁、東京国立近代美術館と共催。以後平成9年まで継続)を開催
平成 5年 全道映画サークル交流会を滝川市で開催
    9年 HIV感染と人権の集い(講師:滝川保健所長)
   11年 滝川映画サークル20周年記念誌「適当日和」発行
   12年 FMラジオG−スカイ(エフエムなかそらち)に参加、週1回「来夢通信」を放送
   15年 滝川アニメ・ワークショップを開催
◇「滝川映画サークル」さんからのメッセージ◇
 栄誉ある賞をいただき、驚きと同時に当サークルを評価していただいたことに感謝いたします。ただ、今後もマイペースの姿勢を崩さず、細く長くをモットーに、地方都市での存在感を示していきたいと思っています。
 
 
 
 
【函館山ロープウェイ株式会社FMいるか】≪北海道地域文化選奨特別賞・企業市民文化賞≫
                                                 [http://www.fmiruka.co.jp

FMいるかスタジオ風景

 平成4年12月、“地域に密着した”放送サービスを提供する、日本初のコミュニティFMとして開局し、今や全道、全国の地域に広まったコミュニティFM放送局の先駆けとなりました。函館市全域、上磯町、七飯町、大野町、戸井町を放送エリアとし、域内人口37万人、15万世帯に向けて、7時から22時までの毎日15時間、函館地域の天気概況や交通情報、イベント、観光、夜景状況などを定期的かつ、タイムリーに折り込み、FM=音楽局という概念を一掃、常に函館にこだわったトーク中心の番組づくりを行っています。

 「街角ラジオ」をキャッチコピーとして市民参加型の放送局を目指し、市内に65人を擁する情報提供者「ドライビングリポーター」からの情報収集、市民活動グループや市内の音楽家への番組枠の提供、開局以来3,500人を超える市民ゲストの番組参加など、様々な形で市民を巻き込んでいます。
 また、コミュニティ放送では数少ない移動中継車「いるか号」を常時巡回させ、地域住民とのコミュニケーションを図るとともに、事件・事故・非常時に備えるなど、地域密着型のリアルタイムな情報を発信しています。
 放送以外にも地域の祭りの企画・広報・運営を担当したり、地元農家の協力を得て、昔ながらの米作りを一から体験する稲作体験会を中心とした「地域の魅力発見体験事業」を展開するなど、単なる情報の発信にとどまらない、地域文化の振興を促進する活動に取り組んでおり、今後とも地域文化発展の大きな推進力となることが期待されます。
 
◎活動の沿革
平成 4年 日本初のコミュニティFMとして開局。周波数80.7MHzで放送開始
    5年 移動中継車「いるか号」始動。北海道南西沖地震の被害状況を市内各所から中継
    6年 FMいるかファンクラブ結成(会員数は現在約2,500人)
    7年 開局3周年記念CD「函館の音T」制作
    8年 番組モニター制度の導入
    9年 開局5周年記念CD「函館の音U(函館のパイプオルガン)」制作
   14年 開局10周年記念CD「函館のパイプオルガンU」制作
◇「FMいるか」さんからのメッセージ◇
 今回の受賞はメディアとしては初の栄誉となりましたが、地域の皆様が地域のコミュニティ放送を愛し、大切に育ててくださり、また、自ら進んで活用していただいたことがこのような評価につながったと確信しています。これからも地域の皆様とともに地域の文化の振興を促進する活動に積極的に取り組んでいこうと決意を新たにしております。