北海道の不法投棄の状況と防止への取組

◇北海道の不法投棄の状況と防止への取組◇

1 不法投棄(産業廃棄物)の判明状況

 令和2年度(2020年度)における道内の産業廃棄物の不法投棄判明件数は6件(前年から+1件)で、投棄量は119トン(前年から-2156トン)となっています。
 判明した不法投棄6件のうち3件が建設系廃棄物に係るものであり、投棄量では汚泥が57.4%と最多でした。
 不法投棄された廃棄物については、不法投棄実行者や排出事業者などに適正処理を指導するなどとともに、改善経過などを随時監視しています。

表1 振興局別不法投棄判明状況

振興局別

表2 種類別不法投棄判明状況

種類別

表3 実行者別不法投棄判明状況

実行者別

2 不法投棄の防止等に向けた取組

  道では不法投棄の未然防止と早期発見・早期対応に向けて、以下の取組を行っています。

(1)関係機関との連携強化
 北海道廃棄物不法処理対策戦略会議(構成:道本庁、北海道警察、第一管区海上保安本部、北海道地方環境事務所、北海道経済産業局、政令市、公益社団法人北海道産業資源循環協会など)と、各地域の不法投棄対策戦略会議(構成:各振興局、各警察署、各市町村など)の開催を通じて、関係機関・団体間の連携を強化しています。
 特に平成17年度(2005年度)から5箇所の振興局(石狩、渡島、上川、胆振、釧路)に警察職員OBを廃棄物不法投棄等対策指導員として配置しています。

(2)監視活動の拡充
 通年の監視活動に加えて、環境月間(6月)と廃棄物適正処理推進月間(10月)において、ヘリコプターによるスカイパトロール(道、北海道警察、第一管区海上保安本部で連携し実施)、廃棄物運搬車両の路上検問や街頭指導、休日パトロールなどを実施し、全道一円で監視を行っています。

(3)通報体制の拡充
  不法投棄の未然防止、早期発見及び早期対応には、多くの道民の皆さんからの情報提供の協力が欠かせないことから、フリーダイヤル「産廃110番」(電話番号0120-53-8124)を設置するとともに、民間事業者と通報協力などが趣旨の「不法投棄等撲滅協定」を締結するなど、広範囲か らの通報を受けることができるよう努めています。
  ・フリーダイヤル「産廃110番」のホームページはこちら
  ・「不法投棄等撲滅協定」のホームページはこちら

(4)地域における不法投棄防止など環境保全に向けた行動への取組の推進
   釧路・根室地域の市町村による自然の番人宣言を先駆とする「地域によける不法投棄防止など環境保全に向けた行動への取組」を推進しており、平成23年(2011年)6月1日から全道各地域で取組が展開されています。
  →関連ホームページこちら

(5)各種の普及啓発
  不法投棄防止の普及啓発のため、関係機関へのポスターの配布、新聞広告・公共交通機関広告の活用、啓発物品の配布などを行っています。

・不法投棄防止のポスターの例(関係機関への配布や、公共交通機関広告に使用しています。)

H30sanpai110 (PNG 801KB)

・不法投棄防止の新聞広告の例

sinnbunn (PNG 15KB)

・啓発物品の例(ポケットティッシュ) 

pokketo (PNG 296KB)

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環境保全局循環型社会推進課産業廃棄物係(不法投棄)

〒060-8588札幌市中央区北3条西6丁目

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