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最終更新日:2019年2月19日(火)


円卓会議概要17


 

北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議(第17回)

◆◇◆   開催結果概要   ◆◇◆

                                   

1 日 時   平成21年12月16日(水)14:00~16:50

2 場 所   PCB処理情報センター(室蘭市御崎町1丁目9番地)

3 出席者   監視円卓会議委員、日本環境安全事業㈱、伊達市、道、室蘭市

               報道:TVH、朝日新聞、北海道新聞、毎日新聞、室蘭民報社、

  読売新聞           

               傍聴:23名

 

4 内容

(1)第16回監視円卓会議議事録について

2)緊急事態等発生時における対応について

(3)北海道事業の進捗状況等について

(4)先行事業視察報告

(5)その他

 

5 議事概要

(1)第16回監視円卓会議議事録について

   監視円卓会議として承認。

 

(2)緊急事態等発生時における対応について【①、②:JESCO】

 

  ①トラブル事象、ヒヤリハット・きがかり活動報告(資料5-1,5-4)

       前回の会議以降、11月30日までに区分Ⅳのトラブルが2件発生。

       ヒヤリハットの件数は減少傾向にある。

②報道のあった3件の施設内漏えい事象の報告及び緊急事態等発生時における今後の対応について(資料2)

  ・ 12月8日に、道や市に未報告の施設内漏えいが3件あったと報道されたが、いずれも、漏れた量が少量であったことや、安全対策として設置した装置内で収まっていることから、連絡・公表対象となる区分Ⅳ未満の事象と判断した。

・ JESCOが報告の必要がないと判断した事象などが報道されたことにより、市民の方々にご心配をかける結果となったことから、今後、次のとおり対応する。

○連絡・公表の区分の判断基準を明確化し、道・市・JESCOの三者による取り扱いへ変更する。(次回会議に報告)。

○新たな基準ができるまで、これまでの区分に該当しない不具合についても定期的に道と市に連絡し、PCB処理情報センターで資料を供覧する。

○報道された300件超の不具合事象について、資料により内容を確認中である。(次回会議に報告)。

○ヒヤリハットについて、定期的に内容を充実させた報告を行う。

  

 

質問(委員)

   今回の報道については、新聞記者から記事になる直前に聞いた。事務局から連絡があったのは、報道から数日後だった。室蘭市、北海道はいつ知ったのか。

回答(北海道、室蘭市

   報道前日に取材を受けて知った。今回は、現在の公表区分に当てはまらないとして、通報受けていなかったもの。すぐに現地に行き、内容を確認した。

意見(委員)

  JESCOから道と市に情報提供があれば、速やかに委員に連絡すると確約していただきたい。

 

意見(委員)

11月のトラブルなど、原因がヒューマンエラーというが、なぜヒューマンエラーが起きたのか、原因を具体的に整理すべき。そうでなければ対策の打ちようもない。ヒヤリハットでもリスクを拾い出して撲滅するという取組がない

意見(委員)

情報について、JESCOでスクリーニングしている。報道の300件について、分析をした結果ではなく、生のデータがみたい

意見(委員)

  報道される前に委員に説明があっても良かった。報道された後に、この会議で説明されたとおり地元で説明しても、納得してもらえない

意見(委員)

  ここで働いている人たちから、色々な問題が起こっているという情報が入っている。前回も立入についてお願いしたが、実際に起きていることを調べるため、何らかの権限を委員に与えていただきたい。

報道によると、施設関係より人的ミスによるトラブルが少なくて若干安心したが、雇用期間が短い派遣社員に十分な安全教育ができるのか不安がある

また、情報公開について、室蘭市では、全部出すと不安があおられるというようなことを言っていたが、そんなことはない。原則として、情報は全部公開すべきと思う

意見(委員)

ヒヤリハットや気がかりも件数だけでなく、安全対策などの内容を出してほしい

意見(委員)

4月21日と7月10日の件については、PCB濃度が未測定だが、これで済むのか。生命の安全を守るための十分な対策を講じていただきたい

 

質問(委員長)

設備トラブルやヒューマンエラーなど、新聞記事では300件超とのこと。JESCOと運転会社は、それぞれの事象について、再発防止のためにどのような体制をとっているのか。設計エラーの事象について、先行事業所の経験をどう生かし、どう設計を直したのか、これまでやってこられたことを委員が納得できるよう説明していただきたい。

回答(JESCO) 

   運転会社からは、不具合などの報告は受けているが、JESCOとしては、施設が止まるようなものについて、整備するためのリストをつくっている。配管詰まりの清掃やポンプの異常音への対応として油を差したというものは、不具合事象として整理しているので、JESCOのリストにはない

意見(委員長)

8月31日の件は、オイルパンの上でとどまっているが、そもそも漏れるのは設計思想のミス。設計を直すのであれば、報告すべき。「安全です」とか「たいしたことではありません」ということではなく、どこが間違っていてどう直したのか、だから類似した事象は二度と起きないという説明が必要。再発防止対策実施に当たってのスタンスを、次回説明していただきたい

意見(副委員長)

  8月のケースは、区分Ⅳに入れるべきだったと思うが、あまり細かいものまでプレス発表して、PCBが漏えいしたと報道されると、フェイルセーフが全く見えずに、施設外に漏れたととられるので、そういうことはさけていただきたい。

公表の区分を細かくしてもあいまいなところは残るが、次回は、一度現場で出てきた不具合など全部について、どういう判断でどの区分に整理されたかの流れを具体的に見せていただいて、判断したい。

  意見(委員長)

    次回までによく考えて、対応願いたい。

    意見(委員)

 他の事業所でも同じようなことは起きる。施工ミスがないのか、もう一度確認して  しい。 

    新聞報道で、市民に不安が広がっていることを考慮して対応願いたい。

 

 

(2)緊急事態等発生時における対応について【③、⑤、⑥:道、④:JESCO】

 

③環境モニタリング測定結果について報告(資料7)

・ 9月に道が実施した排出源モニタリングにおいて、第1系統の排気のダイオキン類測定値が、三者協定で定める排出管理目標値と同じ数値となったことから、12月14日にJESCOに結果を連絡し、原因究明等について指示した。

・ 上記を除く項目については、環境基準値、排出管理目標値等を下回っている。

④原因究明の調査状況について報告(資料2)

・ JESCOが実施しているPCBのオンラインモニタリング結果、ダイオキシン類及びPCBの作業環境測定結果、道がモニタリングを実施した9月4日の操業状況の確認からは、現在のところ、原因として疑わしいものはない。

・ 今後、9月4日と同様の運転状況で、排出源モニタリングや作業環境測定を実施する予定。

⑤北海道事業所に対する立入検査実施状況について報告(資料8)

⑥北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議による立入の実施

・ 管理区域エリアを含めた立入の実施について事務局から提案し、了承された。

 

 

  意見(委員)

   道では、10月中旬に数字を確認したあと、数値があまりに大きいので、再精査していたということだが、対策をとるのと、再精査は同時に行うべきである

意見(委員)

  今回は、ダイオキシン類だけが異常に高い。PCBと関連がないのであれば、トラブル時などでも、PCBだけでなく、ダイオキシン類も測るべきである。

 

意見(副委員長)

ダイオキシン類については、5月のJESCOの測定値でも少し高い値0.020ng-TEQ/㎥N)が出ている

対策として、活性炭の交換などが考えられる。また、活性炭の前後で測定した、活性炭の吸着能力を確認できるデータを示していただきたい

意見(委員)

使用していた活性炭を分析することはできないのか。活性炭の能力を誰も教えてくれない。ダイオキシンを吸着できないのでは、とも言われている

 回答(JESCO)

   6月に交換した活性炭が保管されているので、できるようであれば、分析してみたい

 

意見(委員長)

現在の操業時のモニタリングだけでなく、ダイオキシン類、PCBについて、定期的に活性炭の前後で測定して、吸着量の変化をみるなど、積極的に調べていただきたい。トラブル時にPCBとダイオキシン類の両方を測ることなど、次回までに検討していただきたい

   また、9月4日の操業条件を再現して調査する際に、道とJESCOの両方が同時に測定することも検討していただきたい

 

意見(委員)

次回1月に道のモニタリングを実施としているが、異常な値が出た時には、決められた月以外にも、速やかに測定を行っていただきたい

 

 

(3)北海道事業の進捗状況等について【JESCO】

  ①国内の処理状況について報告。(資料3、9)

       北九州事業の第2期施設のプラズマ溶融分解設備においては、8月8日に火災が発生して以降、運転を停止して原因を究明し再発防止対策を講じていたが、11月9日に運転を再開した。

       北海道増設事業については、事業の再構築について、関係機関と引き続き協議中。

  ②北海道事業の進捗状況、定期検査の実施結果について報告。(資料4-1、2、3)

  ・ 11月30日現在の処理状況は、登録台数に対する処理台数の割合では、トランス類で8.9%、コンデンサ類で10.5%。

・ 10月1日から31日まで運転を停止して定期点検を実施。あわせて補修工事8件及び改善工事12件を実施。

③総合防災訓練の実施結果及び浄化槽処理水の水質改善の取組について報告。(資料5-2、3)

・ 10月8日に、震度4の地震・火災・負傷者発生の想定で総合防災訓練を実施。

       浄化槽については、11月1日から5日まで保温工事を実施。

9月以降の処理水の検査においても、排出管理目標値(日間平均値)を超過する項目があったことから、水質の安定を図るため、45人槽の浄化槽を増設することとし、12月2日に着手、2月末竣工予定。

運転廃棄物に係る実証試験のための試料提供について報告。(資料6)

・ 環境省が実施する微量のPCBを含む廃棄物の焼却実証試験の試料として、保管中の運転廃棄物(廃活性炭及び使用済み防護服など)を提供する。なお、搬出にあたっては、環境省が定めたガイドラインに従い、安全・確実な搬出を確保する。

 

 

質問(委員

稼働率が低い。安全・安心は分かるが、まだこのままいくのか。早く稼働率を上げないと、期限までに処理できないのではないか

 回答(環境省

全国5カ所において、処理開始当初は安全第一で稼働率を抑え、その後、稼働率を徐々に上げている。JESCOでは、これまでの経験等を踏まえ稼働率アップに向けた取組を行っており、安全を重視した上で稼働率向上を進めるよう申し伝えている

 

 

(4)先行事業視察報告(詳細報告は次回予定)

 

感想(委員) 

それほど参考にならなかったが、2期工事のプラズマ方式の冒頭からのつまづきを見て、いずこも同じと感じた。期限までに本当に処理できるのかと思う

 

感想(委員

 北九州市エコタウンにおける産学官のダイナミックな連携がすばらしい。その中でも、オートリサイクルのシステムは、考え方がきちっとしていると感じた。

 

意見(委員長)   

来年度以降も先行事業視察を継続していただきたい

 

 

(5)その他 

①前回の会議における意見等への対応について説明

       公益通報制度については、JESCO、運転会社ともに規定があり、特に、JESCOでは公益通報対象者として、運転会社の社員も含んでいる。

       教育・訓練の成果の評価については、ISOの認証取得にあわせて方法を検討中。これまでも解体作業や分析作業について運転会社で評価をまとめているが、さらに改善して対応していきたい。

・ 処理情報センターの市民活用の推進については、現在、土・日曜は閉めているが、今 後、年に数回、学校の春休み、夏休みなどにあわせて開放し、PCBの情報を見ていただく企画を実施していきたい。

また、処理状況のわかりやすく伝えるため、情報提供内容を工夫する。【以上、JESCO】

 

  ・ 排出源モニタリングデータの総量的な数値については、ダイオキシン類の一般環境への拡散後の、土壌への蓄積や地下水への移動等の挙動について、まだ調べ切れていないので、次回報告とさせていただきたい。【道】

 

 

【配付資料】

会議次第
出席者名簿

資料1 北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議(第16回)議事録
資料2 施設内の漏洩事象等
資料3 日本環境安全事業(株)におけるPCB廃棄物処理事業の現況
資料4-1 北海道事業の進捗状況
資料4-2 稼働状況
資料4-3 平成21年度定期点検の結果
資料5-1 トラブル事象等について
資料5-2 平成21年度北海道PCB廃棄物処理施設総合防災訓練の実施結果について
資料5-3 浄化槽処理水の水質改善の取り組みについて(経過報告)
資料5-4 ヒヤリハット活動報告(平成20年度及び21年度上半期)
資料6 運転廃棄物に係る実証試験のための試料提供について
資料7 平成21年度北海道PCB廃棄物処理事業に係る環境モニタリング測定結果
資料8 日本環境安全事業㈱北海道事業所に対する立入検査実施状況
資料9 北九州PCB廃棄物処理施設第2期施設プラズマ溶融分解設備の運転再開について
資料10 平成21年度 監視円卓会議委員による北九州事業の視察概要
参考資料 JESCO北海道事業所ISO14001ニュース NO.1