北の縄文 - 遺跡紹介:美々貝塚

 

 

北の縄文 - 遺跡紹介:美々貝塚


 

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■遺跡の概要
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▲遺跡の全景イラスト
千歳市 美々 ( びび ) 貝塚は、 勇払 ( ゆうふつ ) 原野を見おろす標高20mの舌状の台地にある縄文前期の貝塚です。この時期は、気候の温暖化によって海水が上昇したとされますが、美々貝塚はそれを証明できる遺跡として古くより知られています。近年、北側の台地からも同時期の貝塚や 盛土遺構 ( もりどいこう ) が発見され話題となりました。

 

 

 
■特徴的な遺構
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住居などは発見されておらず、貝塚は大小4つのマウンドからなります。いずれもヤマトシジミを中心とするもので、もっとも厚い層は1.2mに達します。貝以外ではボラ、ウグイなどの魚が多く、陸の動物はほとんどが鹿でした。土器や石器などがひじょうに少ないこともこの貝塚の大きな特徴です。海獣類が多くまた土器や石器類も多く含まれる噴火湾沿岸の貝塚とは大きく異なります。
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▲貝塚断面展示風景
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▲貝塚断面
 
■主な遺物
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▲石錘
 
魚とり用の網のおもりと考えれています。平たい河原石の両端を打ち欠いてひも掛けがつくられており、釣針が出てこないことから、当時の漁労はこうしたおもりを利用した網漁であったことが想像されます。北遺跡ではおびただしい数の石錘が出土されました。
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▲縄文前期の静内中野式土器

この時代の特徴的な尖底土器 (せんていどき)で、切り刻んだ草を粘土に混ぜて焼かれています。
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▲保存施設

貝層の断面が露出展示されており、出土品も見ることがでます。施設は5月~11月の期間見学することができます。
 
■見学施設
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開館期間
5月から11月末日 (日曜、祝祭日に見学希望の方は事前に埋蔵文化財センターまでご連絡ください。)
開館時間
午前9時~午後4時 (展示施設はカギがかかっています。駐車場の右手にある計量所からカギを借りてください。)
休 館 日
開館期間中は無休
入 館 料
無料
所 在 地
〒049-5605
 北海道千歳市美々758番地
お問い合わせ先
千歳市埋蔵文化財センター
 〒066-0077
  北海道千歳市上長都958-1
  TEL:0123-24-4210
URL
 
is_bibimap.gif ■自動車利用
市内から苫小牧方面へ8km。左手に美々貝塚への案内板があり、そこを左折し踏み切りを越えてすぐ左手。
駐車場あり。
 
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