北の縄文(無頭川貝塚(富良野市)) ■遺跡の概要 ▲全景 富良野市無頭(ずなし)川遺跡は、富良野市街北東部の空知川と富良野川の合流点に近い標高約167mの徴高地に立地しています。遺跡の主体は縄文時代中期末から後期初頭と縄文晩期末から続縄文時代初頭までの二つの時期が中心です。 ■特徴的な遺構 縄文時代中期末から後期初頭にかけての住居跡8軒や縄文晩期末から続縄文時代初頭にかけての土壙墓約500基が発見されております。 ▲住居跡出土状況 ▲327号墓のコハク玉出土状態 ■主な遺物 ▲218号土墳墓出土の土偶 縄文時代後期初頃の深鉢形土器は口縁や胴にベルト様の段を何段にもわたってめぐらせているのが特徴です。 縄文晩期末~続縄文初頭の327号墓の底には黒曜石製の石鏃がびっしりとまかれ、中央にはコハク製の平玉がネックレス状に副葬されていました。 また、218号墓からは手と腰から下の部分が二つに分かれてバラバラの状態となった土偶が出土しています。 ▲復元土器 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.