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最終更新日:2020年4月07日(火)
北の縄文(東釧路貝塚(釧路市))
■遺跡の概要
▲全景
釧路市東釧路貝塚は、釧路湿原に面する標高15m前後の平らな台地にある縄文時代前期を中心とする貝塚です。貝層は厚いところで1mもあり、貝類の70%がアサリで占められ、カキ、ホタテ、ウバガイ、オオノガイなどの現生種とともに暖海性のアカガイ、シオフキなども含まれます。魚類ではニシンが多く、サケ、マス類もみられます。イルカ、トド、アシカ、オットセイなどの海獣類も国内のどの貝塚よりも多く見つかっています。また貝層の上下や貝層中に含まれる土器をもとにして、土器文化の前後関係が調べられ、北海道東北部の縄文文化研究の基準となった遺跡として、1970年国指定史跡になりました。
■特徴的な遺構
▲土器
縄文時代前期の貝塚は、大小11のブロックに分れ、東西120m、南北90mの範囲にU字形になって広がる、本遺跡の最も特徴的な遺構です。
貝層中からは放射状に並んだイルカの頭骨や、埋葬されベンガラが振りかけられたイヌが見つかっており、貝塚が単なるゴミ捨て場でないことを物語っています。
墓壙は貝塚の広がる北東側から南東側にかけて、縄文時代前期を中心として、まとまって見つかっており、未発掘分も含めて200基ほどあると考えられます。それに対し住居跡は1軒しか発見されていません。
■主な遺物
縄文時代早期の土器群(東釧路1~4式)が貝層下から、貝層中からは東釧路5式土器が出ました。また、縄文前期の豊富な骨角器(骨針、組合せ式釣針、装飾文様のある銛、ヤス、ヘアピンなど各種)が出ています。
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