北の縄文(神居古潭ストーンサークル遺跡(旭川市)) ■遺跡の概要 ▲全景 旭川市神居古潭ストーンサークル遺跡は、神居山中腹の標高213mの平坦面にあります。 戦後すぐに、一部が調査されましたが、1990年の試掘調査で、遺跡の主要部分の表土を剥いで配石の状態を確認して全容がわかりました。 ■特徴的な遺構 ▲I群 配石の構造は、大形の板状角礫をすき間なく立て並べたり、大形の棒状礫を間隔をあけて立て並べて区画するものや、棒状礫を連ねて立て並べたものなど全部で10群にわけられています。 ■主な遺物 ▲IV群 配石の状態を確認するのが目的の調査であり、配石の下は発掘していませんが、調査の際に3点ばかりの土器片、黒曜石の剥片が確認されています。土器の文様から縄文時代後期中頃のもので、このストーンサークルが使用された時代もこの時代と考えられます。本遺跡は共同墓地として営まれたと考えられています。 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.