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最終更新日:2015年3月13日(金)


赤れんが縄文回廊


 ◆縄文からのメッセージを世界へ―縄文世界遺産推進室◆

「赤れんが縄文回廊」 展示

 「赤れんが庁舎」2階南東側の「北海道の歴史ギャラリー」内では、北海道の縄文文化を紹介する「赤れんが縄文回廊」を開設しています。
 このたび一部展示替えをおこないましたので紹介します。


新たな展示品の紹介

 今回は、世界遺産登録を目指す北海道の縄文遺跡群である伊達市北黄金貝塚出土のすり石を展示しました。このすり石は石皿等とともに湧き水の近くにまとまっていたものです。湧き水近くでは、すり石は壊れた状態で、石皿は逆さまに置かれた状態で見つかっており、道具を廃棄するにあたって儀礼が行われていたと考えられています。縄文人の世界観を知る上で非常に貴重な出土品です。

伊達市北黄金貝塚出土すり石 

新たに展示した伊達市北黄金貝塚出土品

◆最近の展示品

 平成25年8月には、世界遺産登録を目指す北海道の縄文遺跡群である森町鷲ノ木遺跡と、関連する周辺遺跡出土の不思議な形をした土製品・石製品を中心に展示しました。
 鐸形土製品は青銅製の鐘(かね)に形が似ていることから名付けられたものです。このうちの一つはその形がイカに似ていることから、イカ形土製品とも呼ばれています。良く見ると、森町名物のイカめしに似ているようにも見えますね。
 この他に、土器片や石器を加工して三角形・円形にしたもの、石を不思議な形に加工した石冠、小形の土器もあります。
 いすれも、縄文時代後期前葉(3800年前)の北海道・東北地方でつくられた鷲ノ木遺跡と同じ環状列石等で多く出土しており、環状列石で行われた祭祀に使用されたと考えられています。

鷲ノ木遺跡出土品

 平成25年8月に展示した森町鷲ノ木遺跡ほか出土品

 ◆ 展示と配布の内容

 赤れんが庁舎は明治21(1888)年に完成し、以後120年以上にわたり旧「北海道廳」及び現北海道の庁舎として使われてきた歴史ある建物です。昭和43(1968)年には北海道100年を記念して創建当時の姿への復旧工事が完成、翌44年には「北海道庁旧本庁舎」の名称で国の重要文化財指定を受け、周囲の庭園とともに常時一般に公開されて札幌を代表する観光地の一つともなっています。

 「赤れんが縄文回廊」は庁舎2階南東側の「北海道の歴史ギャラリー」内に設置され、年末年始(12月29日~1月3日)を除く毎日、午前8時45分から午後6時まで、「ギャラリー」開室時間中はいつでも自由に無料でご覧いただくことができます(案内図はこちら)。

 「回廊」では北海道の縄文文化の概要を御理解いただけるよう、展示ケース2台を設置し、縄文時代の出土品を展示しております。
 中でも国宝「土偶」(函館市著保内野(ちょぼないの)遺跡出土)は、複製品とは言え外見上はほとんど実物と変わるところのない精巧なものであり、道庁方面にお出かけの機会には是非ご覧いただければ幸いです。平成26年3月28日現在の展示品は次の78点です(年代順、所蔵先の記載のないものは北海道教育委員会所蔵)。

● すり石(5点) 伊達市北黄金貝塚 縄文前期後半(約5,500~5,000年前) 伊達市教育委員会所蔵
● 貝製玉類(7点)/釣針(3点)/銛頭(もりがしら、3点)/針(2点) 洞爺湖町入江貝塚 縄文後期前葉(約4,000年前) 洞爺湖町教育委員会所蔵
● 国宝「土偶」複製(1点) 函館市著保内野遺跡 縄文後期後葉(約3,500年前)
● 三角形・円形に加工された土製品・石製品(26点)森町鷲ノ木遺跡・鷲ノ木4遺跡・三次郎川右岸遺跡 縄文後期前葉(約4,000年前) 森町教育委員会所蔵
● 鐸(たく)形土製品(3点)森町鷲ノ木遺跡・鷲ノ木4遺跡 縄文後期前葉(約4,000年前) 森町教育委員会所蔵
● 石冠(1点)森町鷲ノ木4遺跡 縄文後期前葉(約4,000年前) 森町教育委員会所蔵
● 土器(2点)森町鷲ノ木4遺跡 縄文後期前葉(約4,000年前) 森町教育委員会所蔵
● 翡翠(ひすい)製玉類(11点)/土器(7点)/環状注口土器(1点) 千歳市キウス4遺跡出土 縄文後期後葉(約3,500年前)
● 重要文化財「北海道カリンバ遺跡墓坑出土品」のうち「腕輪」複製(4点) 恵庭市カリンバ遺跡 縄文晩期初頭(約3,300年前) 恵庭市教育委員会所蔵
● 石棒(せきぼう、2点) 千歳市美々4遺跡 縄文晩期初頭(約3,300年前)
 

一周年を迎えた「赤れんが縄文回廊」

 「赤れんが縄文回廊」

  また、「回廊」には「縄文文化の特色」「北海道と北東北の縄文遺跡」「世界遺産登録を目指して」と題した3枚の解説パネルを設置し、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の特徴とその世界遺産登録推進の取組について英文併記で解説しております。
 さらに、
「回廊」開設にあわせてリーフレット「北海道の縄文遺跡」を作成し、知事室国際課の協力により英・中(簡体・繁体)・韓文に翻訳、日本語版とあわせて4ヶ国語5種類(中文は簡体・繁体の2種)を用意して配布しております。このほか、道内での縄文文化関連の催しのチラシ等も配布しております。 

 

◆ 展示の更新など

 世界文化遺産登録を目指す北海道の縄文遺跡及び関連遺跡を中心とした出土品の展示換えを不定期に実施しております。
  

展示品の更新を終えた第2ケース

第2ケースの展示品

  「赤れんが縄文回廊」に関するお問合せは、縄文世界遺産推進室までお願いいたします。
(ご連絡先は、縄文世界遺産推進室トップページをご覧ください。)

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