スマートデバイス表示はこちら


最終更新日:2016年2月03日(水)


上川パネル展


 ◆縄文からのメッセージを世界へ―縄文世界遺産推進室◆

「北の縄文・パネル展 2012上川」を開催

 北海道と北海道教育委員会では、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界遺産登録推進のための取組みについて広く理解を得るため、平成21年度から北海道の庁舎などを会場としたパネル展を開催しています。
 本年度は10月に北海道庁(札幌市)で開催したのに続いて、旭川市の上川合同庁舎でも延べ8日間にわたってパネル展を開催し、さきごろ無事会期を終了しました。御来場いただきました皆様と、開催に御協力いただいた各位に心よりお礼申し上げます。

 パネル展上川会場

パネル展上川会場 

◆ 日時・会場・来場者

●日 時● 平成24年11月6日(火)から11月15日(木)まで(週末を除く)の開庁時間(8時45分~17時30分)

●会 場● 北海道上川合同庁舎(旭川市永山6条19丁目)1階 大雪カムイミンタラホール

●アンケート回答者● アンケートに御回答いただいた28名の方の年齢・性別と住所は次のような構成でした。

 

 未成年

 20代

 30代

 40代

 50代

 60代

 70代

 80代

 無記入

 計

 男性

1

 

 1

 1

 4

 6

 1

 2

 

 16

 女性

 1

 1

 

 1

 2

 5

 

 1

 1

 12

 計

2

 1

 1

 2

 6

 11

 1

 3

 1

 28

 旭川市

 その他の上川管内

 道外

 計

 22

 4

 2

 28

 

◆ 展示内容

●解説・写真パネルの掲示● 「大雪カムイミンタラホール」に設営した展示コーナーに解説パネル10枚、写真パネル7枚を掲示し、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」とその世界遺産登録推進事業、また上川管内の縄文遺跡について紹介しました。

●文化財・複製文化財の展示● 身近な縄文文化の遺産に触れていただくことができるよう、展示ケース5個を設置し、上川管内出土の縄文時代遺物8件(250点)、及び国宝「土偶」(函館市著保内野遺跡出土)複製品を展示しました。
 管内出土品の内容は以下のとおりで(年代順)、会場となった上川合同庁舎の工事に伴う調査で出土したもの(旭川市永山4遺跡)も含まれます。

◆ シュブノツナイ式土器 1点 縄文前期後葉(約5,600年前)か 旭川市緑町1遺跡

◆ 押型文(おしがたもん)土器 1点 縄文中期初頭(約5,500年前)か 士別市多寄遺跡

◆ まとまって出土した石器 3点 縄文中期(約5,500~4,500年前)か 名寄市日進33遺跡

◆ 北筒式(ほくとうしき)土器 1点 縄文中期後葉(約4,600年前) 名寄市智東2遺跡

◆ 武器?(両頭石槍あるいは両尖匕首) 1点 縄文中期後葉(約4,600年前)か 名寄市智東遺跡

◆ 墓から出土した土器・滑石製の装飾品 各1点 縄文晩期後葉(約2,500年前) 旭川市永山4遺跡

◆ 墓に副葬された石器(石鏃・矢柄研磨器など) 241点 縄文晩期後葉(約2,500年前) 富良野市無頭川(ずなしがわ)遺跡 

●関連資料の配布● 登録推進本部で作成した構成資産のリーフレットシリーズ(道内4資産分)や、縄文世界遺産推進室で作成した「北海道の縄文遺跡」(和文・英文・中文繁体・中文簡体・韓文の5種)などを無料配布しました。リーフレットシリーズは合計400部を配布しています。

 出土品の展示、解説・写真パネルの作成等については次の各機関の御協力をいただきました。記してお礼申し上げます(五十音順)。
 旭川市教育委員会、厚真町教育委員会、一戸町教育委員会、恵庭市教育委員会、木古内町教育委員会、公益財団法人北海道埋蔵文化財センター、士別市教育委員会、名寄市北国博物館、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館、富良野市教育委員会

富良野市無頭川遺跡と旭川市永山4遺跡の墓の副葬品

富良野市無頭川遺跡(手前)と旭川市永山4遺跡(奥)の墓の副葬品の展示 

◆ ランチタイムセミナー

 会期中の11月9日(金)の昼休みを利用して、上川地方の縄文文化の特徴について調査経験豊富な地元の専門家にわかりやすく解説していただき、約50名の方々が聴講しました。

●日時・会場● 平成24年11月9日(金)12:10~12:50 パネル展会場にて

●講師・演題● 旭川市教育委員会文化振興課主査 友田哲弘さん 「旭川に生きた縄文の人々~その暮らしと心」

 →詳しい内容についてはこちらをご覧ください 

◆ 来場者アンケート

 登録推進事業の参考とするため、来場者に記入していただいたアンケート(回答者数28名)の結果は次のとおりです。

● 縄文遺跡群の世界遺産暫定一覧表記載について

 知っていた

 今日知った

 今日知ったがまだよくわからない

 計

 9

 14

 5

 28

 構成資産の存在しない上川管内では、縄文遺跡群が日本の正式な世界遺産候補となっていることについてまだ十分知られていないことがうかがえます。

● 縄文遺跡群を世界遺産の候補とすることについて、どう思いますか。

 北海道にある文化遺産として重要であり、適当である。

 25

 ほかにもっと重要な文化遺産があり、あまり適当とは思わない。

 0

 わからない

 1

 無回答

 2

 計

 28

● 縄文遺跡群が世界遺産に登録された場合、どのような変化があると思いますか。(複数回答可、回答者数28)

 縄文遺跡群の保存や活用が充実する。

22

 日本や北海道にとって文化的な誇りとなる。

 21

 縄文遺跡群を見に来る旅行者が増える。

 15

 遺跡の保護が強化され、開発の支障となる。

 2

 縄文遺跡群の保存・管理のため、経費の負担が増加する。

 5

 どのみち離れた地域の話であり、大した影響はない。

 0

 わからない。

 0

 その他

 2

● 世界遺産を見に行ったことがありますか。また、行ってみたいですか。

 行ったことがある

 行ってみたい

 行きたくない

 わからない

 無回答

 計

 13

14 

 0

 0

 1

 28

 ※「行ったことがある」回答の内訳:国内8、海外2、両方1、行先不明2
 ※「行ってみたい」回答の内訳:国内4、海外0、両方2、行先不明8

● 世界遺産条約や世界遺産の制度についてどう思いますか。(複数回答可、回答者数27)

国内で文化財を保護するだけでなく、国際的な協力によって保護することは意味がある。 

 25

登録によって遺跡などの国際的な評価が高まり、さまざまなよい影響がある。

 15

所詮は当事国が国際社会に対して保護の責任を負うだけで、あまり大きな意味はない。

 0

世界遺産の数が増えすぎて価値が下がっており、あまり大きな意味はない。

 1

世界遺産にならない物件の評価が相対的に下がり、かえって悪影響を与える。

 1

悪しきグローバリズムであり、各国が自らの判断で保護すればよいことである。

 1

その他

 2

 世界遺産登録の意義と「縄文遺跡群」の登録推進には積極的な評価が多いものの、慎重な態度を示す回答も見られます。
 このほか自由に記載していただいた中には次のような御意見がありました。皆様の縄文遺跡群への御関心にこたえられるよう、今後の事業計画を検討してまいりたいと思います。

● もっと知りたい!!(12歳女性)/地味な企画ですが、縄文遺跡群のパネル展は私自身大変興味があり、有意義な展示でした。神居古潭にもストーンサークルがあり、多くの市民に関心を持ってもらいたい。(50代男性)

● めずらしかった。お姉ちゃんが自由研究してた。10月に博物館に行ってみたけど土偶がなかった。ここで見れてうれしい。(7歳男性)/縄文遺跡に興味があったので、間近で見ることができてよかった。もっと数が多いとよかったなと思って見ました。(50代女性)/今少し、土偶の数がほしかった。(80代男性)

● 世界遺産に登録された場合、北海道・日本ではどのような義務が発生し、保護に必要な経費は誰が負担し、どのような行事を行っていくのか具体的に分からない。(50代男性)

名寄市智東・日進遺跡群出土の遺物

名寄市智東・日進遺跡群出土の遺物


 この事業は環境生活部くらし安全局文化・スポーツ課縄文世界遺産推進室、上川総合振興局保健環境部環境生活課、教育庁生涯学習推進局文化財・博物館課及び上川教育局教育支援課が担当しました。事業に関するお問合せは世界遺産推進室までお願いいたします(ご連絡先は縄文世界遺産推進室トップページをご覧ください)。

縄文世界遺産推進室のトップページへもどる