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ホーム > 環境生活部 > 文化局文化振興課 >  2020「縄文トランスプロジェクション」インタビュー


最終更新日:2020年12月08日(火)

北翔大学小室研究室の皆さんにインタビューしました!


令和2年(2020年)8月1日から4日まで、札幌駅前通地下歩行空間にて開催された「縄文夏まつり」。
本イベントでは、北翔大学芸術学科小室研究室のご協力の下、メディア・アート作品「縄文トランスプロジェクション」を上演し、これまでにない斬新な発想で縄文文化の新たな魅力を発信することができました。
今回は、縄文トランスプロジェクション制作チームの中心として活躍した北翔大学芸術学科4年能崎大輔さん、同3年岩永昴樹さん、そしてチームのディレクターを担った小室晴陽教授にお話を伺いました。


インタビュー1
イベント風景


― 制作の様子を教えてください。

(小室教授)
制作が本格化した春先、新型コロナウイルスの影響で研究室に集まることができず、オンラインで作業を進めました。土偶の写真をじっくりと観察し、みんなでワイワイと楽しみながらアイデアを出し合いました。多くに人に見てもらい、多くの人に共感してもらうには、みんなで楽しみながらアイデアを出し合うことが大事です。アイデアを共有するうちに、土偶はまさに現代アートであると改めて気づかされました。

二枚橋土偶
歌舞伎風
現代アート風

▲オンライン会議では様々なアイデアが飛び交った。デザインを手掛けた岩永さんのお気に入りは二枚橋の遮光器土偶(左)。

― 制作のコンセプトやこだわりについて

(能崎さん)
「もんぐるの縄文ライフ」では、縄文時代の平和で牧歌的な生活の様子をプロジェクション映像で表現しました。細かい表現にこだわり、既存の静止画に動きが出るようアニメーションを作成しました。また、もんぐるが冒険する様子を手前、土器や土偶の写真を奥のスクリーンに映すなど、3面空間の特性を活かした映像制作を心がけました。

(岩永さん)
「縄文土偶ヒーロー」のアイデアは直感的に湧いてきました。かなり遊びを利かせたデザインなので、土偶へのリスペクトを欠いていると思われないようよく観察し、細部の表現までこだわりました。


― 縄文文化に対する印象の変化はありましたか。

(能崎さん)
はじめが縄文文化と聞いてもあまりピンときませんでしたが、縄文時代の生活の様子を知るうちに段々と興味が出てきました。今後、縄文時代の生活をさらに勉強してみたいと思います。

(岩永さん)
縄文と聞いて思いつくのは土器か土偶くらいでした。制作を通して、いろいろな土偶の細かい模様を丁寧に観察するうちに、「この造形すごいな」と縄文文化に対して尊敬の念を抱くようになりました。
縄文文化の自由なところが好きです。身分や貧富の差がなかったからこそ、こういう自由な発想が生まれたんだと思います。


― 今後の展望を教えてください。

(小室教授)
今後またこのような機会があれば、さらにパワーアップさせたいと思います。今回の作品では尺の関係でかないませんでしたが、鑑賞者に映像の中に入ってもらい、トランスプロジェクションと戯れるようなインタラクティブ性を加えれば面白いと思います。学びというと堅いですが、これをきっかけに縄文文化を調べてみようと思えるようなコンテンツをつくりたいです。次のイベントでは、好評を頂いた土偶ヒーローTシャツをみんなで着ます。(笑)
また、トランスプロジェクションの制作にあたっては、いかにシンプルなつくりにするかを工夫し、パソコンを持ち込まなくても上映できる仕組みにしました。ハイエースに積み込んで地方巡業でもできればいいですね。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産登録に向けて最終局面を迎えている今、私たちの取組が登録実現への追い風になれば嬉しいです。

インタビュー風景
時計台模型

▲(左)インタビューの様子
  (右)小室研究室の皆さんが制作を手掛けた札幌時計台を模した募金箱。
     小銭を入れると光る仕組み。(現在、札幌時計台2階に展示中。)


このページに関するお問い合わせ
環境生活部文化局文化振興課縄文世界遺産推進室
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
電話番号:011-204-5168(直通)
メールアドレス:kansei.bunka@pref.hokkaido.lg.jp