

がけの高さが5m以上、傾斜度が30°以上でそのがけの崩壊により被害を受ける人家が5戸以上かあるいは公共的建築物(官公署、学校、病院、駅、旅館等)が存在する所を急傾斜地崩壊危険ヶ所といいます。
がけ崩れは、雨や地下水などの影響によって起こりますが、一旦発生すると多くの人命を奪い建物を破壊する重大な災害となります。
そこでその影響を排除するための排水工や、雨水の作用を受けないように斜面を植物やモルタル、コンクリートなどで被覆するのり面保護工などの抑制工、また、雨水の作用を受けても崩れないようにするため、切土工、擁壁工、アンカー工などの抑止工、両方の目的を有する土留柵工を行っています。
さらに、がけ地の上を削った跡にできる平坦地を活用したり、整備した斜面を生活空問に利用するなど地域の活性化に寄与する役割も果たしています。
また、貴重な緑地空間であるがけ地の自然環境や景観を残す工注を積極的に取り入れています。
平成14年度の公表による道内の急傾斜地崩壊危険筒所は、3,158箇所(人家5戸以上等の箇所)で、その主な分布は道南半島部、室蘭及び日高沿岸部、小樽市内及び積丹半島部、釧路市及び根室支庁管内、稚内及び離島の五つに大別できます。これらの特徴として、海岸沿いとそこに古くから開けた都市の周辺に多く分布しています。
北海道では、平成22年度、35箇所で急傾斜地崩壊対策事業(補助事業)を進めています。
礼文起登臼2地区(礼文町)では、間伐材を修景材として利用した斜面対策を実施しています。
急傾斜地崩壊対策工法のイメージ図