「公共土木施設長寿命化の取り組み」について 【背 景】
近年の公共投資の縮減や道の厳しい財政状況のもと、高度経済成長期建設された橋梁な
どの公共土木施設が、今後、本格的な更新時期を迎え、更新などに要する費用が大幅に増
大することが見込まれています。
特に、橋梁については、今後25年で全橋梁数の5割に相当する約2,500橋が更新時期
を迎え、その更新に伴う費用は、他の施設に比べて膨大となり、また、老朽化による通行
規制や重量制限は、社会的に大きな影響を及ぼすことから、適切に対処していくことが必
要となっています。
また、河川管理施設である樋門についても、今後25年で全樋門数の4割に相当する約
1,900基が更新時期を迎え、老朽化に伴う機能低下(操作不能など)などによる洪水被害
の増大及び築堤の破堤が懸念されることから、適切に対処していくことが必要となってい
ます。
〔橋梁〕 〔樋門〕
【取り組み】
〔橋 梁〕
橋梁については、施設を有効に活用し(長寿命化)、更新費用の平準化やライフサイクルコスト(建設費用や補修費用など、施設の耐用年数の期間内に投入する総費用)の縮減などを図るため、アセットマネジメント(資産管理)の考え方を導入した総合的なマネジメントシステムの構築を目的に、有識者で構成する「公共土木施設長寿命化検討委員会」において、平成16年6月から平成18年2月まで計5回の審議を経て、橋梁マネジメントシステム構築に向けた方針が示され、その報告書が平成18年3月30日に提出されました。
委員長 杉本 博之(北海学園大学工学部社会環境工学科 教授)
委 員 田村 亨 (室蘭工業大学工学部建設システム工学科 教授)
委 員 林川 俊郎(北海道大学大学院工学研究科 教授)
委 員 矢吹 信喜(室蘭工業大学工学部建設システム工学科 助教授)
(敬称略、五十音順)
□「公共土木施設長寿命化検討委員会」報告書(PDF形式 1.69 MB)
◎橋梁マネジメントシステム運用の流れ
(使用するデータ) (橋梁点検実施、補修履歴
○橋梁簡易データベース ← などのデータ更新)
○橋梁点検データ
↓ ↑
(橋梁マネジメントシステム) (補修補強、老朽更新の実施)
・橋梁の現況把握
・ライフサイクルコストの計算
・劣化予測 ↑
・必要予算の推移 → (中長期維持管理計画策定)
・予算条件シナリオ
・健全度の推移など
〔樋 門〕
樋門についても、橋梁と同様のシステムの構築を目的に有識者で構成される「公共土木施設長寿命化検討委員会樋門部会」により、平成19年3月から平成20年3月まで計4回の審議を経て、その報告書が平成20年7月29日に提出されました。
部会長 長谷川 和義((財)河川環境管理財団 研究顧問)
委 員 佐伯 昇 (北海道大学 名誉教授)
委 員 杉本 博之(北海学園大学工学部社会環境工学科 教授)
委 員 矢吹 信喜(室蘭工業大学工学部建設システム工学科 准教授)
(敬称略、五十音順)
□「樋門のアセットマネジメントに関する報告書」(PDF形式)
■ はじめに・目次(26.5 KB)
■1 委員会概要(44 KB)
■2 樋門の現状(128 KB)
■3 樋門の維持管理計画策定方針の考え方(基本方針)(347 KB)
■4 樋門の健全度評価方法の検討(1,907 KB)
■5 平成19年度目視点検結果(最終報告)(2.34 MB)
■6 劣化予測手法の検討(453 KB)
■7 維持管理計画策定手法の検討(901 KB)
■参考資料-1 樋門目視健全度調査結果の整理と劣化予測手法について
(324 KB)
■参考資料-2 樋門点検整理結果及び劣化予測整理結果について(1,062 KB)
■参考資料-3 樋門マネジメントシステム(2.16 MB)
■参考資料-4 議事要旨(184 KB)
(PDF形式 1,66 MB)
◎樋門マネジメントシステム運用の流れ
(使用するデータ) (樋門点検実施)
○樋門点検データ ← ※劣化の早期発見
↓ ↑
(樋門マネジメントシステム) (補修・更新の計画的な実施)
・ 現況把握 → ※適時・適切な補修
・ 健全度の推移 ※予算の効率的な配分
・ 劣化予測
・ 補修優先順位リスト
・ ライフサイクルコストの計算
・ 必要予算の推移
・ 予算条件シナリオ