営繕工事における働き方改革の取組等

 建設部建築局では、建設業の将来にわたる担い手確保に向け、営繕工事における働き方改革の一環等として各種取組を実施しておりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

週休2日工事

【趣旨】
・週休2日工事を実施することで、労働者の健康確保やワーク・ライフ・バランスの改善、また将来の担い手を確保を図ります。

 

取組内容については、次の入札時期ごとによります。

1 令和6年10月14日までに入札を行ったもの
【週休2日の定義】
・4週8休以上の現場閉所と認められる状態

【対象工事】
・建具工事等を除き、原則として全ての工事(発注者指定方式)

【労務費の補正・工事施工成績評定での加点】
・当初設計から労務費の補正を行って工事費を算出し、これを基に予定価格を作成。現場閉所の達成状況を確認し、4週8休に満たない場合は、請負代金のうち労務費補正分を減額変更する。

【資料】
営繕工事における週休2日工事(発注者指定方式)の制度概要 (PDF 158KB)
営繕工事における週休2日工事実施要領(発注者指定方式) (PDF 357KB)

 

2 令和6年10月15日~令和8年3月31日に入札を行ったもの
【週休2日の定義】
・月単位の週休2日とは、対象期間において、全ての月で4週8休以上の現場閉所と認められる状態
・通期の週休2日とは、対象期間において、4週8休以上の現場閉所と認められる状態

【対象工事】
・建具工事等を除き、原則として全ての工事(受注者希望方式)
 ※受注者が、工事着手前に発注者に対して、月単位の週休2日に取り組む旨を
  協議した上で取り組む方式(通期の週休2日は標準)

【労務費の補正・工事施工成績評定での加点】
・月単位の4週8休を前提に、当初設計から労務費の補正を行って工事費を算出し、
 これを基に予定価格を作成。現場閉所の達成状況を確認し、月単位の4週8休に満
 たない場合は、履行状況に応じて請負代金のうち労務費補正分を減額変更する。

【資料】
営繕工事における週休2日工事の制度概要_R06.10.15以降適用 (PDF 285KB)
営繕工事における週休2日工事実施要領_R6.10.15以降適用 (PDF 358KB)

 

3 令和8年4月1日以降に入札を行うもの
【週休2日の定義】
・完全週休2日(土日)とは、対象期間の全ての週において、2日以上の現場閉所と認められる状態
・月単位の週休2日とは、対象期間において、全ての月で4週8休以上の現場閉所と認められる状態
・通期の週休2日とは、対象期間において、4週8休以上の現場閉所と認められる状態

【対象工事】
・原則として全ての工事(受注者希望方式)
 ※受注者が、工事着手前に発注者に対して、完全週休2日(土日)及び月単位の週休2日に
  取り組む旨を協議した上で取り組む方式(通期の週休2日は必須)

【労務費の補正・工事施工成績評定での加点】
・月単位の週休2日を前提に、当初設計から労務費の補正を行って工事費を算出し、
 これを基に予定価格を作成。現場閉所の達成状況を確認し、
 完全週休2日(土日)を達成した場合、増額変更
 月単位の週休2日を未達成の場合、減額変更

【資料】
営繕工事における週休2日工事の制度概要_R08.04.1以降適用 (PDF 282KB)_
営繕工事における週休2日工事実施要領_R08.04.1以降適用 (PDF 298KB)

【参考】
週休2日制度の変更概要(モデル~発注者指定~月単位導入~完全週休2日導入) (PDF 65KB)

快適トイレ設置工事

【趣旨】
・男女ともに快適に使用できる仮設トイレを設置し、建設現場を男女ともに働きやすい職場環境を目指します。

1 令和7年3月31日までに入札を行ったもの
【対象工事】
・予定価格A等級対象工事のうち、入札公告文および特記仕様書に「快適トイレ設置工事」であることが明記された営繕工事

【実施した場合】
・設計変更で設置費用(従来品相当額との差額)を計上する。(男女1基ずつまで)

【資料】
営繕工事現場への快適トイレの導入について(概要) (PDF 333KB)
営繕工事における快適トイレ設置工事実施要領 (PDF 145KB)

 

2 令和7年4月1日~令和8年3月31日に入札を行ったもの
【対象工事】
・現場単位で代表する工事のうち、入札公告文および特記仕様書に「快適トイレ設置工事」であることが明記された営繕工事

【実施した場合】
・設計変更で設置費用(従来品相当額との差額)を計上する。(男女1基ずつまで)

【資料】
R7~営繕工事現場への快適トイレの導入について(概要) (PDF 183KB)
営繕工事における快適トイレ設置工事実施要領(R7.4.1以降入札適用) (PDF 143KB)

 

3 令和8年4月1日以降に入札を行うもの
【対象工事】
・現場単位で代表する工事のうち、入札公告文および特記仕様書に「快適トイレ設置工事」であることが明記された営繕工事

【設置にかかる費用】
・数量1基×月数分(概数)を計上し、設置した月数の実績に基づき概数確定

【資料】
R8~営繕工事現場への快適トイレの導入について(概要) (PDF 163KB)
営繕工事における快適トイレ設置工事実施要領(R7.4.1以降入札適用) (PDF 143KB)

工事関係書類の簡素化

【趣旨】
・工事関係書類について、他の書類により内容を確認できるものは省略可能とし、他の書類と内容が類似しているものや包含されるものは集約可能とすることで、受発注者の業務効率化を図ります。

【対象工事】
・営繕工事のすべての工事

【資料】
営繕工事における工事関係書類の簡素化について(概要) (PDF 87.9KB)

 

遠隔臨場

【趣旨】
・営繕工事における立会い、協議、検査及び調整等について、モバイル端末等による映像と音声の双方向通信を使用して遠隔臨場を行い、受発注者の業務効率化を図ります。

取組内容については、次の入札時期ごとによります。

1 令和7年3月31日までに入札を行ったもの
【対象工事】
(1)営繕工事のうち、発注者が指定する工事(発注者指定方式)
(2)発注者指定方式の工事以外で、受注者が希望する工事(受注者希望方式)

【費用負担】
・遠隔臨場に要する費用(撮影機器等のリース代等)は、共通仮設費に積み上げ計上。
・当初設計には積み上げ分を計上せずに予定価格を作成。最終の設計変更で増額変更(発注者指定方式も同じ)。

【資料】
営繕工事における遠隔臨場試行工事の制度概要 (PDF 190KB)
営繕工事における遠隔臨場試行工事実施要領 (PDF 363KB)

 

2 令和7年4月1日~令和8年3月31日に入札を行ったもの
【対象工事】
・原則、すべての工事

【費用負担】
・当初予定価格から活用を前提とした経費を積上げ計上(共通仮設費)
・対象とする費用は、システム使用料及びウェアラブルカメラ等のリース代
・現場管理費及び一般管理費は対象外

【資料】
R7~営繕工事における遠隔臨場に関する制度概要 (PDF 305KB)
営繕工事における遠隔臨場に関する実施要領(R7.4.1以降入札適用) (PDF 423KB)

 

3 令和8年4月1日以降に入札を行ったもの
【対象工事】
・原則、すべての工事

【費用負担】
・当初予定価格から活用を前提とした経費を積上げ計上(共通仮設費)
・対象とする費用は、システム使用料及びウェアラブルカメラ等のリース代
・現場管理費及び一般管理費も対象

【その他】
・端末と利用可能なWeb会議システムの組み合わせを明確化

【資料】
R8~営繕工事における遠隔臨場に関する制度概要 (PDF 310KB)
営繕工事における遠隔臨場に関する実施要領(R8.4.1以降入札適用) (PDF 240KB)

【参考】
制度の変更概要(遠隔臨場) (PDF 68.5KB)

建設キャリアアップシステム(CCUS)

【趣旨】
・建設キャリアアップシステム(以下「CCUS」という。)は、技能者が、技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる制度です。

取組内容については、次の入札時期ごとによります。

1 令和7年3月31日までに入札を行ったもの
【対象工事】
・発注者が指定した工事のうち、受注者が希望する工事

【活用にかかる費用】
・カードリーダー設置費用(単価10,000円)及び現場利用料(カードタッチ費用)を共通仮設費として計上。

【実施要領】
 建築局「建設キャリアアップシステム」活用モデル工事実施要領(R6.10.15以降入札適用) (PDF 276KB)

 

2 令和7年4月1日~令和8年3月31日に入札を行ったもの
【対象工事】
・原則として全ての工事(受注者希望方式)
 ※受注者が、工事着手前に発注者に対して、CCUSの活用に取り組む旨を
  協議した上で取り組む方式

【活用にかかる費用】
・当初予定価格から活用を前提とした経費を積上げ計上(共通仮設費)
・対象とする費用は、カードリーダー設置費用及び現場利用料(カードタッチ費用)

【資料】
建築局「建設キャリアアップシステム」活用モデル工事実施要領(R7.4.1以降入札適用) (PDF 273KB)

3 令和8年4月1日以降に入札を行うもの
【対象工事】
・原則として全ての工事(受注者希望方式)
 ※受注者が、工事着手前に発注者に対して、CCUSの活用に取り組む旨を
  協議した上で取り組む方式

【活用にかかる費用】
・当初予定価格から活用を前提とした経費を積上げ計上(共通仮設費)
・対象とする費用は、カードリーダー設置費用及び現場利用料(カードタッチ費用)
・現場管理費及び一般管理費も対象

【資料】
建築局「建設キャリアアップシステム」活用モデル工事実施要領(R8.4.1以降入札適用) (PDF 239KB)

【参考】
制度の変更概要(CCUS) (PDF 68.8KB)

情報共有システムの活用

【趣旨】
・情報通信技術を活用し、受発注者間の情報を電子的に交換・共有することによって業務効率化を図ります。

【対象工事】
・原則、すべての工事

【システム利用に係る費用】
・当初予定価格から利用を前提とした経費を積上げ計上(共通仮設費)

【資料】
営繕工事における情報共有システム活用工事実施要領(R7.4.1以降入札適用) (PDF 196KB)

 

北海道インフラゼロカーボン試行工事

「ゼロカーボン北海道」の実現に向け、道内建設業における脱炭素への機運の醸成を目的として、北海道開発局・札幌市と連携し、「北海道インフラゼロカーボン試行工事」を行います。

詳細は、以下をご参照ください。

北海道インフラゼロカーボン試行工事(建築局)

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