道道の除雪に関するご理解とご協力について

 

 

 北海道では、札幌市内の道道を除く道道(約10,300km)の除雪を行っています。

現在、北海道財政は平成17年度決算において、道政史上初めて赤字決算となるなど、危機的な状況にあり、「 新たな行財政改革の取り組み 」のもと、道道の除雪につきましても作業内容の一部見直しやコスト縮減に取り組んでいるところです。

 限られた予算のなか、道路の利用状況を踏まえ、効果的・効率的な除雪に努めていきますので、道民の皆様におかれましても、ご理解とご協力よろしくお願いいたします。

 

 

● 除雪の一部見直しについて

 道路の整備水準や利用状況、スタッドレスタイヤ、車両の性能向上などを十分踏まえながら、除雪の一部内容の見直しを行っていきます。また、見直しにあたっては、道路を利用される方々への影響を逐次注視しながら、きめ細やかな対応に努めます。

 

1.除雪

  これまで、除雪出動基準の目安として、原則 降雪量5~10cm以上としていましたが    

 平成17年度から交通量の少ない路線等につきましては、原則 降雪量10cm以上を目安

 として実施しています。

  歩道部においては、冬季の交通量や歩行者の利用が少ない路線について、交通安全等の

 周知を図ったうえで、除雪区間の一部見直しを行っています。

 

2.排雪

  市街地の交通安全や住民生活に大きな影響を与えないよう配慮しながら、積雪の状況に

 応じ全面的な排雪から、部分的な排雪へ一部見直しを行っています。

 

3.その他

 

・防雪柵

  設置撤去費や借地料のかかる仮設式の防雪柵について、順次自立式に変更し経費の削減

 に努めます。

 

・ロードヒーティング

  気象状況に応じたよりきめ細やかな稼働や制御機器の改善及び効率的で効果的な施設の

 更新に向けた取り組みを進めるなど、経費の節約を図ります。

 

● 効果的、効率的な除雪の取り組みについて

 限られた予算のなかで、効果的、効率的な除雪の実施に向けてさまざまな取組みを行い、サービスの確保に努めます。

 

○異常気象時の除雪連携

 豪雪などの異常気象時においては、すみやかに国や市町村など関係機関との連絡体制を確立するとともに、土木現業所間の相互支援や、必要に応じ市町村への除雪車両の貸出しを行っています。

 

○道路管理者間の除雪連携

 国や市町村と協力し、道路管理者間の除雪の受委託など地域状況に応じた、効率的な除雪の試行に取組んでいます。

  

○冬期ボランティアサポートプログラムの実施

 快適な冬期歩道を確保することを目的に、地域の団体などに、ハンドガイド式除雪機を貸出しするなど、地域との協働の取組みを行っています。

 

 ● その他  

○除雪予算の推移

 厳しい道の財政状況などを踏まえ、平成15年度より、一層の効率化を進めることなどにより予算の縮減を行っています。

 

除雪予算の推移

 

○除雪予算の構成(平成21年度実績)

 除雪予算は、純除雪(車道除雪、歩道除雪、排雪、薬剤散布)、ロードヒーティングの電気料、除雪機械の整備費などです。

 除雪予算の構成

 

○凍結防止剤及び砂等散布量の推移

 急勾配、急カーブ、交差点などで、凍結防止剤や砂などを散布して、スリップ事故や歩行

者の転倒防止に努めています。

 

散布量の推移

 

 

○ロードヒーティング面積の推移

 冬期路面管理の手法としてロードヒーティングは有効であるが、反面、電気料金などの

管理費がかかり、平成21年度では、約8.7億円です。(延長当たりの費用は通常車道

費の20倍)

 

ロードヒーティング面積の推移

             

     

 

 

         

          

                   冬道の安全走行について

 

 冬期は積雪や凍結など夏期とは異なる路面状況となります。                      

冬道運転ガイド

・冬道の急ブレーキは大変危険です。車間距離を取り、ゆとりを持った運転を心掛けてください。

・冬道では雪や氷が無くても日陰や橋の上、トンネルの前後が凍結していることがよくあります。特に夜間や早朝の気温が低いときは路面が黒く見えても凍結している(ブラックアイスバーン)ことがありますので、十分注意して運転してください。

・わだちのある路面では、少しのハンドル操作でもタイヤがわだちにとられスリップしやすくなるため、注意して運転してください。

・車に付いた雪で対向車などが見づらい時は、安全な場所でフロントガラスやヘッドライト、テールランプ等の雪を落とし、常に安全な走行が出来るように心掛けましょう。

・吹雪で視界の悪いときはライトを点灯し、車間距離を十分にとりスピードダウンを心掛けましょう。

・大型車などとすれ違う時や追い越しを受ける時は、巻き上げる雪煙で一時的に視界が悪くなるため、ワイパーを早めに作動したり、減速をして安全な運転に努めましょう。

・道の駅では道路情報や気象情報を提供しています。疲れたり、危ないと感じたら道の駅やガソリンスタンドなどでゆっくり休息をとりましょう。

・携帯電話でも道路情報(http://northern-road.jp)を取得出来ますが、地域によっては電波の不感地帯もあるため、携帯電話を過信せず、道路状況に応じた無理のない運転を心掛けましょう。

・北海道は広く、冬期間は地域により天候が急変し車が立ち往生する可能性もあるので、なるべく防寒着、スコップ、牽引ロープなどを用意して運転することをお勧めします。

・大雪や吹きだまり等で車が立ち往生した時は、地吹雪などの状況により車の排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こす可能性があるので、最寄りの除雪機関やJAF等のロードサービス、人家などに必ず救助を依頼してください。また、ハザードランプの点灯や停止表示板を置くなど車が目立つようにしてください。

・避難できる場所や救助を求められる人家が確認できない時は、マフラー付近が埋まらないように定期的に除雪し、風下の窓を少しだけ開けて換気を行うなどし、救助に備えてください。

 

以上、冬道での走行は心と時間にゆとりを持った安全運転を心掛けますよう、お願いします。