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最終更新日:2015年6月15日(月)


マーズ


【医師の皆様へ】中東呼吸器症候群(MERS)の疑い患者発生時の対応について
 

 
1 中東呼吸器症候群(MERS)について

 中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス感染症で、主として中東地域で患者が報告されています。
 平成27(2015)年5月に韓国において発生した輸入症例については、MERSの患者等との明らかな接触歴がなかったこと等から診断が遅れたことや、医療機関における院内感染対策の不徹底等により、医療従事者や同じ病棟の患者やその家族に二次感染が発生しています。この症例を踏まえ、院内感染対策を徹底いただくとともに、MERSへの感染が疑われる患者を診察した場合は速やかに保健所へ情報提供いただきますよう御協力をお願い致します。

 

2 MERSを疑う患者の要件(*平成27年6月10日付け健感発0610第1号厚生労働省健康局結核感染症長通知より)

 以下(1)~(3)の要件のいずれかに該当する場合は、最寄りの保健所に情報提供をお願いします。

(1) 38 度以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に肺炎、ARDSなどの実質性肺病変が疑われる者であって、発症前14 日以内に対象地域(*1)に渡航又は居住していたもの。

(2) 発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発症前14 日以内に対象地域(*1)において、医療機関を受診若しくは訪問したもの、MERS であることが確定した者との接触歴があるもの又はヒトコブラクダとの濃厚接触歴があるもの。

(3) 発熱又は急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)を呈する者であって、発症前14 日以内に、対象地域か否かを問わず(*2)、MERSが疑われる患者(*3)を診察、看護若しくは介護していた者(*4)、MERSが疑われる患者と同居(当該患者が入院する病室又は病棟に滞在した場合を含む。)していたもの又はMERSが疑われる患者の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に直接触れたもの。

*1  「対象地域」とは、アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、ヨルダンとする。

*2 「対象地域か否かを問わず」とは、当分の間、「対象地域及び韓国」を対象とする。

*3 「MERSが疑われる患者」とは、対象地域及び韓国においてMERSと診断された者及びMERSが疑われる有症状者とする。

*4  「診察、看護若しくは介護していた者」とは、医療従事者又は介護従事者等であって、医療機関等において、診察、看護若しくは介護などで日常的に患者と接触する機会がある者とする。この場合の「接触」とは、対面で会話することが可能な距離(2メートルを目安とする。)にいることをいい、単にすれ違うといった軽度の接触のみでは対象とならない。なお、医療従事者等であっても標準的な感染防護具(サージカルマスク(エアロゾル発生の可能性が考えられる場合は、N95マスク)、手袋、目の防護具、ガウン)を適切に着用していた者は、これに含まない。

 

3 MERSを疑う患者の診療時の対応

(1)MERSを疑う患者の要件に該当するかどうか必要な問診・診察をお願いします。

(2)MERSを疑う患者の要件に該当する場合は、最寄りの保健所に御連絡ください。

*詳細については、「中東呼吸器症候群(MERS)が疑われる患者の対応手順」(PDF)を御確認下さい。

 

リンク
中東呼吸器症候群(MERS)について(厚生労働省)
中東呼吸器症候群(MERS)(国立感染症研究所)
FORTH/厚生労働省検疫所ホームページ(「コロナ」や「MERS」でサイト内検索してください。)
道立保健所の連絡先と所管区域一覧
札幌市保健所のホームページ
旭川市保健所のホームページ
函館市保健所のホームページ
小樽市保健所のホームページ