スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 保健福祉部 > 地域保健課 >  脳脊髄液減少症について(健康安全局)


最終更新日:2016年4月01日(金)


脳脊髄液減少症について(健康安全局)



脳脊髄液減少症について


 交通事故やスポーツなどによる外傷後、頸部などが損傷し、脳脊髄液が慢性的に漏れることにより、起立性頭痛などの頭痛、頸部痛、めまい、倦怠、不眠、記憶障害などの様々な症状を呈する「脳脊髄液減少症」と呼ばれる疾患が起こりうるのではないかとの報告が一部の研究者からなされています。

 この「脳脊髄液減少症」の患者さんの中には、普通の生活を送ることに支障が生じているにもかかわらず、周りの人から単に怠慢である等の批判を受け、十分な理解を得られず苦しい思いをされている方もいらっしゃいます。

 未だ定まった知見や診断基準・治療方法が確立されてはいませんが、研究者によりますと、急性期の患者さんの場合は安静臥床と水分摂取のみで自然治癒する可能性があること、慢性期で自然治癒が期待できない場合には「硬膜外自家血注入(
ブラッドパッチ療法(注))」が有効であることが報告されています。ブラッドパッチ療法は平成24年5月に先進医療に承認され、平成28年4月からは、「脳脊髄液漏出症(関連学会の定めた診断基準において確実又は確定と診断されたもの)」の治療を行う場合に「保険適用」されることになりました。

 保健適用の算定要件や患者会等の情報について、参考までにお知らせします。


(注)硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ療法)

  髄液が漏れ出ている部位の脊椎硬膜外腔に、患者さんご自身の静脈血を針にて注入します。
  血液が糊状に固まり、癒着をすることによって漏れを塞ぐ治療法です。
(1回の入院は1週間程度です。自由診療の場合は医療機関により異なりますが、治療に35万円程度かかります。) 
 

 


■ 硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ療法)保険適用の算定要件について

 厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、関係学会の定める画像診断基準に基づき「脳脊髄液漏出症」として「確実」又は「確定」と診断されたものに対して行われた場合に限り算定が可能です。 

【施設基準の概要】                                                                              

●脳神経外科、整形外科、神経内科、又は麻酔科について5年以上及び当該療養について1年以上の経験を有している常勤の医師が1名以上配置されていること。また、当該医師は、当該療養を術者として実施する医師として3例以上の症例を実施していること。 

●病床を有していること。  

●脳神経外科又は整形外科の医師が配置されていない場合にあっては、脳神経外科又は整形外科の専門的知識及び技術を有する医師が配置された医療機関との連携体制を構築していること。

 ・先進医療からの保険導入(PDF)


■ 診断と治療について

 国では、平成19年度から研究班(脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する調査研究)を立ち上げて医学的な解明を進めており、平成23年に「脳脊髄液漏出症の画像診断基準等」を公表しました。研究班では、さらに医学的な解明を進めています。

 脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準(PDF)

 各学会で示されている診療ガイドライン等は次のとおりです。

●日本頭痛学会「慢性頭痛診療ガイドライン」
●日本神経外傷学会「頭部外傷に伴う低髄液圧症候群の診断基準などについて」                                            ●
脳脊髄液減少症研究会ガイドライン作成委員会「脳脊髄液減少症ガイドライン2007」


 ■ 脳脊髄液減少症に関する相談(診療)が可能な医療機関について 

  本疾患が疑われる方や、患者・家族の方々の不安を少しでも解消するために、脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群を含む)係るご相談(診療)を受けていただける医療機関についてアンケート調査を行い、その結果をホームページで公表しています。

 《留意事項》

  掲載した医療機関は、北海道内の脳神経外科、神経内科、整形外科、麻酔科を標榜する医療機関に対して実施したアンケート調査の結果、「いわゆる脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)」に関する相談(診療)を受けることが可能であると回答した医療機関のうち、公表することに同意をいただいた医療機関のみとしております。

 

1.       ここに掲載されていない医療機関でも相談(診療)を受けないということではありません

2.       掲載されている情報は、調査時点(平成26年10月)のもので、変更があった際には、随時、医療機関から連絡をいただいて修正を行っておりますが、受診の際には、必ず事前に医療機関にお問い合わせ下さい。

3.       診断や治療方法については確立したものではありませんので、担当医師とよくご相談下さい

 

 

  脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群を含む)の相談(診療)が可能な医療機関リスト    (Excel)

 

 


■ 患者会について 

《全道》 とまり木の集い(脳脊髄液減少症患者の会)
    窓口 石崎 幸子
     〒002-0856 札幌市北区屯田6条1丁目1-11
   TEL・FAX 011-772-7715
   E-mail is13k1.sachiko@ymail.plala.or.jp

《全道》 脳脊髄液減少症患者・家族支援の会
       北海道「 絆会 」                   
      代表 小川千晴
            連絡先 〒059-0011           
                    北海道登別郵便局 私書箱第2号  
      電話 080-5836-2053  

        H P  http://www16.plala.or.jp/nouseki/
      メール borero31@email.plala.or.jp

《全国》 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会
     http://www.npo-aswp.org/


《全国・こども》 脳脊髄液減少症・子ども支援チーム
  http://www.kodomo-cfh-support.net/

 


 参考資料 

 ●平成28年診療報酬改定に係る告示・通知等(硬膜外自家血注入関係)

  ・厚生労働省告示第52号・別表第一(PDF)                  

  ・診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項(PDF) 

  ・特掲診療科の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて(PDF)

  

   硬膜外自家血注入に係る診療報酬の算定方法の取扱いに係る疑義照会資料(PDF) 

■ リンク

・国立保健医療科学院ホームページ
 
「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」
 (厚生労働科学研究成果データベースより)
 ※上記リンク先において、「検索語」欄に「脳脊髄液減少症」と入力の上「検索実行」ボタン
  を押下してください。

 脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究班が、平成23年10月14日に公表

 

・厚生労働省ホームページ「平成28年度診療報酬改定について」

 

■ 問合せ先・相談窓口 

 健康安全局地域保健課地域保健グループ
 電話:011-204-5257 FAX:011-232-2013