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最終更新日:2010年6月02日(水)

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主ながんの概要

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胃がん

 胃がんは、早期に発見できれば90パーセント以上治るがんですが、自覚症状のない初期の段階で発見するためには、定期検診の受診が欠かせません。
 特に40歳を超えると発症率が上昇するので、異常が感じられないからといって油断せず、1年に1回は必ず検診を受けることが大切です。

依然として多い胃がん

 最近では食生活の変化や検診の受診率向上のおかげで減少傾向にありますが、依然として日本人に多いがんです。

早期がんなら90パーセントが治る!

 がんが、胃の粘膜層だけにとどまっている状態を「早期がん」といいます。
 この段階で手術することができれば、一般に治ったといえる5年生存率は90パーセント以上です。
 ただし、自覚症状がほとんどないので、検査によって発見することが大切です。

こんな人は要注意

胃がんのできる部位
 塩辛く、濃い味付けの食べ物が好きで、よく食べる。
 お酒が好きで、毎日大量に飲んでいる。
 家族や近親者にがんにかかった人がいる。
 普段から胃の調子が悪かったり、慢性的な胃炎がある。
 40歳以上である。
 ストレスの多い生活をしている。

胃がん検診について

 早い段階で手術をすると、たいてい治すことができ、手術の負担も軽くできます。最近では、小さながんの場合、開腹手術をせず、内視鏡を使って切除することもできるようになりました。
 ただし、最初は自覚症状がないので、早期発見には定期的な検診が欠かせません。

エックス線造影検査


 空腹状態でバリウムを飲み、様々な角度から胃の内部をエックス線で撮影します。胃の内部の変化が分かるので、がんだけではなく、潰瘍やポリープなどについても調べることができます。
 ただし、がんかどうかの確定診断には内視鏡検査(胃カメラ)が必要です。


子宮がん

 子宮がんは進行が遅く、定期検診を受けていれば早期に発見できるがんです。早期なら約9割、全体でも約7割が治る、治癒率の高いがんでもあります。

子宮がんには二種類ある

 子宮がんには、子宮頸がんと子宮体部がんの2種類があります。できる場所やかかりやすい年齢、原因などでも異なる全く別のがんです。
 これまでは、子宮頸がんが全体の9割をしめていましたが、最近は子宮体部がんが3割程度にまで増えてきました。

子宮頸がん

子宮がんのできる部位
 子宮頸部(膣に近い部分)にできるがんです。発症は30歳代から増え始め、40歳から50歳代がピークになります。
 発症には、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染が関係していることがわかっており、特に発がん性の高い16型と18型のHPVにはワクチン接種が有効とされています。

子宮体部がん

 子宮の奥の子宮体部にできるがんです。一般に子宮頸がんよりかかる年齢が高く、閉経後の女性に多く見られます。
 発症には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが深く関わっていることがわかっており、肥満の場合は、このエストロゲンが活発に分泌されるので、予防には高脂肪や、高エネルギーの食事を控える必要があります。

子宮がんの自覚症状

不正出血 ~ 生理以外に出血がある、月経周期が一定でない、性交時の出血。
おりものの異常 ~ おりものの量が増える、水溶性や粘液性、血性(褐色)のおりものがある、悪臭を放つなど

このような兆候がある方は、すぐに医療機関に受診しましょう。

子宮がん検診について

 子宮がんは、乳がんと並んで治癒率が高いがんです。がんの状態は進行の度合いによってI期~IV期に分けられますが、子宮がんは前がん状態といわれる0期や初期のI期が長いので、定期検診を受けていれば早期発見が可能です。

子宮頸がん検診

 子宮頸部を、綿棒かへらで軽くこすって検体を採取し、ガラス板に塗布して染色し、顕微鏡で調べます。

子宮体部がん検診

 子宮頸がんの一次検診を受けた人を対象に、医師などによる問診などでハイリスク(高危険群)に該当する人に対して、子宮の中に、細い管を挿入して内膜の細胞を採取し、顕微鏡で調べます。

【参考】 ハイリスク(高危険群)

  • 最近6ケ月以内に不正出血を訴えたことのある人
  • 50歳以上
  • 閉経以後
  • 未妊婦で月経不規則

肺がん

 肺がんは自覚症状がほとんどないため、気づいた時には手遅れである場合も!
 しかし、検診を受診し早期発見さえできれば、かなりの確立で治るようになっています。

急増する肺がん

高い死亡者数!男性では胃がんを抜いて急増!
 肺がんはここ数十年で急増しています。背景にはタバコの消費量の増加。また、早期発見が難しいことも死亡率の増加の一因となっています。

喫煙者の肺がん発生率は非喫煙者の4.5倍
 男性の肺がんの7割近くは喫煙によるもので、毎日20本以上吸う喫煙者の妻の肺がん死亡率は非喫煙者の妻の2倍だともいわれています。また、1日40本以上吸う人が肺がんにかかる率は、吸わない人の20倍だといわれています。

肺がんの種類

肺
 肺がんはできる場所によって、肺の入り口付近の太い気管支にできる肺門部型肺がん(喫煙者に多い)と、肺の奥の末梢部分にできる肺野末梢部型肺がんがあります。

こんな人は要注意

 1日20本以上のタバコを20年以上吸い続けている。
 身近に喫煙者がいて、副流煙(タバコの火から立ち上る煙)をいつも吸い込んでいる。
 大気汚染が激しい地域に長期間住んでいる。
 有害物質を取り扱う仕事に従事している。

肺がんの自覚症状

咳、たん、血痰が出たら要注意!
 肺門部型肺がんの場合、唯一ともいえる自覚症状はせき、たん、血たんがでることです。この3つのサインを見逃さないようにしましょう。
 エックス線写真では見つけにくいので、気管支鏡や喀痰検査が必要です。

自覚症状がない、がんも!
 これといった自覚症状がないのが肺野末梢部型肺がんです。
 エックス線検査で比較的発見されやすいので、定期検診が非常に重要です

肺がん検診について

 肺がんは、自覚症状が少なく、見つけにくいがんです。そこで積極的に受けたいのが定期検診です。年1回の定期検診を受けることで早期肺がんの5割以上が見つかっています。

レントゲン検査

 肺野末梢部型早期肺がんには自覚症状はありませんが、エックス検査で見つけることができます。
 年1回は職場や地域の検診を受けましょう。
 レントゲン写真は、2名以上の医師によって読影し、その結果に応じて過去に撮影した胸部エックス線写真と比較読影を行います。

喀痰検査

 肺門部肺がんは、エックス線検査では見つけられないので、喀痰検査を行います。たんを採取し、はがれ落ちた肺がんの細胞が混じっているかを顕微鏡で調べます。

対象者

以下のいずれかに該当することが判明した方。
 ・50歳以上で喫煙指数(一日の本数×喫煙年数)600以上の方(過去の喫煙も含む)
 ・6ヶ月以内に血痰のあった方。

方法

 起きてすぐの喀痰を3日分同じ容器に入れます。

気管支鏡検査

 レントゲン検査と喀痰検査で、精密検査が必要となった場合に行います。気管支内にファイバースコープを入れて、直接気管支内を見ます。


乳がん

乳がんは、がんの中でも唯一、自分で早期発見が可能ながんです。早期発見すれば治癒率も高いので、定期的な自己検診を心がけましょう。

日本人に急増している乳がん

 食生活の欧米化、晩婚化、少子化等により、最近日本人女性の乳がんが急増しています。

自己チェックが早期発見のカギ

 他のがんに比べると、乳がんは体の表面に近いところにできるため、定期検診を受けるほか、月1回自分で乳房の状態をチエックする自己検診も有効です。

月1回の自己検診で早期発見!!
乳がんのできやすい部位
 乳がんは、自己検診をすることで、格段に早期発見率が上がります。
 生理の直前や生理中は、乳腺が張ってしこりと間違いやすいため、生理開始後1週間ごろに行いましょう。
 閉経後の人は、毎月覚えやすい日を決めて行います。

こんな人は要注意

 高タンパク、高脂肪による肥満の認められる。
 母、姉妹が乳がんにかかったことがある。
 出産経験がない人、あるいは初産年齢が30歳以上。
 乳腺疾患にかかった既往がある。
 40歳以上である。

乳がん検診について

自己検診+視触診+画像診断(超音波、マンモグラフィ)が早期発見の決め手です!
 医師による視触診のみでは、早期のがんの発見が難しい場合もあり、40歳代になったら画像診断の検診が勧められます。特に50歳以上では視触診に加え、マンモグラフィ併用検診を定期的に行う必要があります。

自己検診

    1. お風呂での検診方法
      • 石けんを使うときやシャワーを浴びるとき、両方の乳房の上を、滑らせるようにして固いものがないかあますところなく調べましょう。
      • ついでに、両方のわきの下も、奥まで触ってしっかりしっかり調べてください。
    2. 鏡の前での検診方法
      • 両腕を上げたり下げたりして、両方の乳房の形を見比べて、どこかにへこみや、ひきつりがないか調べます。乳首のただれにも注意しましょう。
      • これらがすんだら、両手を腰にあて、肘を前に突き出すようにして、同じように調べましょう。
    3. ベットでの検診方法
      • 検査する方の肩の後ろに枕をいれ、検査する方の手を頭の下におくと乳房が平らになります。一方の手で、乳首から渦巻きを描くように指先を動かし、固いところがないか調べます。
      • 両方の乳房を調べた後は、両方の乳首をつまんでみて何か液体が出てこないか調べます。

 自己検診をして、少しでも異常があったら、すぐ医師の診察を受けましょう。

マンモグラフィ(エックス線検査)

 専用のエックス線撮影装置で、乳房をはさんで撮影します。手で触れても分からない5ミリ以下の小さながんも発見できます。

エコー(超音波検査)

 乳房に超音波をあて、その反射で内部の様子を見ます。乳腺とがんの区別がしやすいので、乳腺の密度の若い人にも有効です。


大腸がん

 大腸がんが増えている理由のひとつに食生活の欧米化があります。食生活を見直すとともに自覚症状が出る前に検診を受けることが大切です。

急増する大きな要因は、食生活の欧米化

 大腸がんの要因として食生活の欧風化により、繊維質を多く含む穀類、海草、豆類などをあまり食べなくなり便秘となって、発ガン性物質が生まれやすくなることなどが考えられています。

大腸がんの種類

 大腸がんができやすいのは、肛門に近い直腸と、直腸につながるS状結腸で、全体のおよそ7割を占めています。

こんな人は要注意

大腸がんの部位
 脂っぽいものが好き。
 便秘がち。
 緑黄色野菜を食べない。
 家族や近親者に大腸がんになった人がいる。
 大腸にポリープができたことがある。
 潰瘍性大腸炎をわずらっている。

大腸がん検診について

 大腸がんの初期症状には、便に血液が混じるなどの血便が出ることが多くあります。しかし、このような症状は、痔の出血による血便と間違えることがあります。
 早期にがんが発見されると内視鏡的切除や外科療法によって完全に治すことができますので、定期的に検診を受けることが必要です。

便潜血反応検査

 便の中に血液が混じっていないかを検査し、陽性の場合はさらに詳しい検査を受けます。

内視鏡検査又は注腸エックス線検査

 便潜血検査で陽性が認められた場合は、直腸鏡によって直腸がんの有無を調べる内視鏡検査か、肛門からバリウムを入れて腸の内部を見る注腸エックス線検査を行います。


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