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最終更新日:2014年12月15日(月)

北海道バリアフリーマップ いっしょに北海道へ

Report 旭川市科学館 サイパル

 

写真:旭川市科学館 サイバル外観 旭川市の中心部にある北海道最大級の科学館。2005年に常磐公園から、現在の地区に新築移転しました。

 大人も楽しめるユニークな展示で人気を集めており、プラネタリウムは、待ち時間が必要なときもあります。他に口径65センチの反射式望遠鏡を備えた大天文台や、無重力の疑似体験ができたりさまざまな自然現象について学べる常設展示のほか、実習室での各種理科実験、電子工作などにより、楽しみながら科学への理解を深めることができます。

 旭山動物園との共通パスポートもあるため、最近は動物園とあわせて訪れる観光客も多くなっています。

 移転を機に、大幅なバリアフリー化がなされたということで、取材に伺いました。

施設のバリアフリー情報へ

 

 

フォトレポート

 
写真:旭川市科学館 サイバルのようす1

 屋根付きの障がい者用駐車スペース。科学館と一体型なので、車椅子でも雪や雨を心配せずに楽に施設内に入ることができます。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす2

 受付・インフォメーションカウンターです。子どもや車椅子の方でも話ができるように低い部分が設けられています。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす3

 施設内案内板の色合いや高さは、実際に視覚障がいを持った方や車椅子の方にモニタリングをして、見やすい色あい、高さなどを選んだとのこと。確かに車椅子から見てもとても見やすかったです。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす4

 多目的トイレは男女別になっています。とてもきれいで、介助する方も一緒に入ることができる広さでした。補助手すり、低い洗面台、非常用ボタン、オストメイト用流し、乳児用小型ベッド、子供用便座を設置。ドアは押しボタン式の自動ドアでとても使いやすかったです。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす5

 展示コーナーの中に設けられたキッズコーナーです。上から見ると、科学館キャラクターのコロッ・クルの形をしています。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす6

 体験展示は「北国」「地球」「宇宙」とテーマ分けされています。

 各展示はバリアフリー化されており、これは大陸移動の様子が分かるビジョンなのですが、車椅子のまま足が入るように作られています。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす7

 これは宇宙旅行が体験できるシミュレーター。一見、固定式の座席ですが…。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす8

 外すことができるため、車椅子のままでも体験可能です。このように、ほとんどの展示においてバリアフリーへの配慮が感じられました。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす9

 250インチの大型スクリーンで立体映像が楽しめる3Dサイエンスシアターには、車椅子専用のスペースが用意されています。また、専用スペースまでの道も広くとられていました。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす10

 2階の木工作業室です。そのほかにも理科実験室、電子工作室、パソコン実習室などがありいろんな実験や工作などの実習をすることができます。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす11

 屋上にある天文台へ。

 車椅子は専用リフトを使います。操作は係員の方にお願いします。「揺れるかな?」と少し不安でしたが、ほとんど揺れず乗っているのもごく短時間でした。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす12

 直径8メートルの大天文台では口径65センチの反射望遠鏡で天体観測ができます。車椅子に乗ったままでも専用の接眼装置を装着して望遠鏡を覗くことができます。

写真:旭川市科学館 サイバルのようす13

 プラネタリウムには車椅子専用のスペースがあります。後ろの方に設けられているので、首をのけぞらせることなく星空を見渡すことができます。

 また、車椅子の方が大勢で来られたときのために、動かすことができる席が多数あるほか、介助者と一緒に観覧できるペアシートもあり。

 プラネタリウムでは星空観察のほかに、コンサートや講演会なども行われるとか。

 

 

インタビュー

 

写真:インタビューのようす サイパルでは副館長の片山裕之氏からお話を伺いました。

 

Q. バリアフリー化はどのように検討されたのですか?
A.

平成17年に移転新築したのですが、計画段階から、障がい者団体の方々から意見・要望をお聞きしてバリアフリー化を進めました。また、設計や建築を進める途中でも何度かモニタリングをしていただくことで、なるべくやり直しとならないように気を配りました。

 完成してからも、盲学校の生徒さんや盲人協会の方に来てもらい施設内を見たり触ったりしてもらい、意見・要望をお聞きするということをしています。


Q.

要望にはどのようなものがありましたか?

A.

「教室の看板が高いのでもう少し下げた方が見やすい」「案内板の色合いをもっと見やすく」などのご意見をいただき、改善しています。


Q.

現在、バリアフリー化についてどのような取り組みをされていらっしゃいますか?

A.

ハード面については、他の新しい施設と比較しても遜色ないと考えています。しかし、いくらハード面を充実させても、そこで働くスタッフにバリアフリーの心掛けがなければ宝の持ち腐れです。そのため、科学館で働くスタッフ全員がユニバーサルデザインの考えを持てるよう、日々教育を行なっています。一朝にしてできるものではないので、常日頃から、誰もが使いやすい科学館を目指して行っています。


Q.

そのほかに、施設として障がい者・高齢者に配慮されていることはございますか?

A.

身障者手帳を持っている方に加え、介助者の方の観覧料も免除しています。車椅子の貸し出し等も行っています。


Q.

今後の課題はありますか?

A.

受付等への手話のできるスタッフの配置も必要かなと考えています。

 また、科学館の展示機器は身体の不自由な方でも体験していただけるように作っていますが、それでも体験できないものがいくつかあります。そういった方にも学んでいただけるような展示の努力をする必要があると感じています。

Q.

障がいを持った方や高齢の方は年間にどれくらい来られますか?

A.

人数は把握していません。高齢者では、デイサービスでの団体のご利用が増えてきました。また、公園に連れて行く感覚で幼児を連れた親御さんのご利用が増えています。

 ご高齢の方と幼児連れの方が交流し合う場面も出てきています。お互いに良い刺激になっているようですね。


Q.

ありがとうございました。

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