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ホーム > 保健福祉部 > 地域医療推進局地域医療課 >  先輩医師の声(VOICE)高石医師


最終更新日:2018年4月11日(水)

先輩医師の声

顔写真

高石 恵一たかいし けいいち

出身校:
札幌医科大学卒業
出身地:
白糠町(札幌北高校卒業)
勤務先:
平成30年4月 北星ファミリークリニック(総合診療科)
経歴:
平成26年4月 勤医協中央病院(初期臨床研修)
平成28年4月 帯広協会病院(総合診療科)
平成29年4月 国民健康保険上川医療センター(総合診療科)

地域枠制度を利用しようと思った理由

医師を志した当初から、自分の目の前に来た患者に「私の専門ではないので診れません」と言う医者になりたくなかったという気持ちがありました。あらゆる健康問題の相談にのれるような医師になりたいという思いが強く、むしろ義務年限によって早くから地域医療に携われることをメリットととらえ地域枠制度で札幌医科大学に入学しました。
 加えて高校当時、地元の道東地域の医師不足が深刻化している新聞報道を目にするにつけ、北海道の地域医療に貢献したいという気持ちがあったことも後押ししました。
 また奨学金制度を活用することで、高齢の両親の負担を少しでも減らしたいという気持ちもありました。

地域勤務の感想

 医師3年目からの地域勤務にあたり、帯広市と上川町での診療を経験しました。
 特に2017年度は旭川市から車で1時間のところにある、人口4,000人の上川町の有床診療所で1年間地域医療に従事しました。町唯一の医療機関であり高齢者が多く、慢性疾患のみならず、胃カメラ、関節注射を含む整形疾患、軽微な外傷治療(縫合も含む)、皮膚疾患(熱傷も含む)、精神疾患、小児診療まで幅広く行いました。また町内の救急車は全て診療所へ来ます。都市部では専門医を受診する病気も、気軽に旭川へは受診できない(特に高齢者は)からこそ、町民のかかりつけ医として幅広い範囲の診療科をカバーし、その土地で求められる診療を行いました。また過去3年間は病院で患者を紹介される立場にありましたが、初めて患者を紹介する立場になりました。自施設で行える診療の限界を意識して、紹介すべき患者は適切に紹介し、1年間で多くのことを学びました。
 家庭医として、患者の一つの病気を診るのではなく、患者を一人の人間として全人的にとらえて、年齢・性別・疾患にとらわれず予防も含めた様々な健康問題を診る「包括性」を意識しながら、日々頑張っています。
 家庭医はその地域のニーズに合わせた診療ができるのが強みです。現在は自由選択の期間を活用し、都市部旭川市での地域医療(主に在宅医療)を中心に研修しております。

後輩たちへのメッセージ

北海道の地域枠制度では、地域枠以外の医師とそれほど大差なく専門医取得が可能になります。
ただ果たして一年でも早く専門医を取ることに必死になる必要があるでしょうか?専門医は「肩書き」であり、取得するまでの「過程」が大切だと私自身は思っています。
 専門を早いうちから突き詰めるのも良いですが、専門医取得には少し遠回りしたとしても、医師としての基礎診療能力やありふれた疾患を普通に診れる能力をつけることも非常に重要だと思います。一生のうちで数年でも、診療所や医師が足りない地域で勤務をすることは、医師として知識・技術ともに大きなプラスになるに違いないと思います。医師人生は40年以上ありますが、その数年間を地域医療に捧げるのも悪くないのではないでしょうか?
 我々のような地域枠の学生・医師は、道民の方々に北海道の医療を担う存在として非常に期待されています。
 「北海道民の健康は私が守っているんだ!!」という気概を強く持った医師になってほしいと思います。

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