スマートデバイス表示はこちら

ホーム > 道立病院局 > 子ども総合医療・療育センター >  診療案内|小児精神科-北海道立子ども総合医療・療育センター


最終更新日:2018年2月26日(月)

北海道立子ども総合医療・療育センター
センターについて 診療案内 施設案内 医療関係者の方へ 地図・交通案内
施設愛称コドモックル
 総合メニュー
センターについて
診療案内
部門案内
施設案内
看護について
医療・療育関係者の方へ
地図・交通案内
アートワーク

ご家族向け滞在施設
 
  マクドナルド・ハウスさっぽろ
    

  

    

 

 

 

 

 

 

 

診療案内|小児精神科


 

 小児精神科について 

 子どもの心の症状は、社会の中で生きていく能力が発達途上である子どもと、環境との間のストレスが原因となり生じることが多いといえます。そうであるがゆえに、家族をはじめとした周囲の大人がしっかりと子どもを支えてあげたり、子どもをとりまく環境を調整したりすることにより、改善していくことが少なくありません。また、心の症状を持ちながらも、子どもと周囲の大人が、その症状の背景にあるストレスの原因を考えながら症状とうまくつきあっていくことにより、子どもがより健やかに成長・発達していくことは可能といえます。

  当科は、小児総合病院の精神科として、以下の3つを診療の柱としております。

  1. 乳幼児から中学生までの子どもの精神症状の診断・治療
    <対象となる症状>

     乳児期:過剰に泣き続ける、離乳食をうけつけない、睡眠の問題、お母さんにしがみついて離れない、目があわない、ぼーっとして反応が悪いなど。
     幼児(1-6歳):ことばの遅れ、環境の変化を嫌がる、一人遊びが続き呼びかけても反応しない、同世代の友達と遊べない、かんしゃくがひどい、ちょろちょろして落ち着かないなど。
     小中学生:学校や家庭での適応の問題(不登校、対人関係の問題、学習困難など)、強い不安(手洗いや確認ばかりをしている、人前で過剰に緊張するなど)、抑うつ(食欲低下、不眠、意欲低下、倦怠感、気分の落ち込みなど)など。
    <診察および治療>
     初診は約1時間の時間をかけ、子どもの状態の診察(必要に応じて簡単な検査)と家族から現状や生育歴をお聞きしながら、心の状態に関して診断していきます。幼児の場合、医師、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士、保育士の多職種によるチームで診察する場合もあります。
     治療は、疾患によって異なりますが、子どもや家族との定期的な面談、精神療法(遊戯療法、言語的精神療法など)、集団療法(発達障害の小学生対象)、作業療法、言語療法、薬物療法などを組み合わせて行います。家族や本人の同意の上で、幼稚園、保育園、学校などと関わり方などについて話し合うことも少なくありません。当院で行われるのは外来治療のみです。入院が必要なお子さんは他の施設を紹介させていただいております。
  2. 身体疾患・障害をもつ子どもの精神症状の診断、治療、精神発達のサポート(小児リエゾンコンサルテーション)
     他科に通院あるいは入院中の子ども(身体疾患・障害をもつお子さん)が、精神的にも健やかに発達していくための援助です。外来や入院病棟での診察、相談、そして、病棟スタッフとのカンファレンスなどを通じて、身体疾患をもつ子どもの心のサポートをしていきます。希望がありましたら、主治医にお伝えください。
  3. 地域での乳幼児療育へのサポート
     道内には児童精神科医はまだ数少なく、札幌、旭川などの都市部に限られます。そこで、当科では、各地域において母子通園施設で行われている、ことばの遅れや対人関係上の症状をもつ乳幼児の療育への専門的なサポートを行っています。詳しくは、地域の保健師か母子通園施設職員にお問い合わせ下さい。
 

 代表的な対象疾患 

発達障害

  • 広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害) 
     乳幼児期より、人とのかかわりより、物とのかかわりへの嗜好が強く、人と関わることの苦手さ、ことばの発達の遅れ、環境変化への過剰な不安恐怖、興味のひろがりにくさなどが生じるものです。
  • 注意欠如多動性障害 
     注意がそれやすい、じっとしていられない、衝動をおさえることができないなど、年齢相応の衝動抑制が困難であることが特徴です。
  • 学習障害 
     知的には正常ですが、読み書きや算数などの特定の分野に障害を呈します。
  • 知的障害 
     運動、社会性、言語、認知など発達の全般にわたって遅れが生じるものです。

精神疾患

  • 身体表現性障害 
     なんらかのストレス要因に際し、心がそれを認知する前に身体が反応します。「おなかが痛い」「頭が痛い」「吐き気」などさまざまな症状をしめします。原因となるストレスが何であるか、本人がわかっていない場合も多いです。麻痺のような症状がでる場合、転換性障害といわれる場合もあります。
  • 不安障害 
     特定な対象への過剰な不安、恐怖、回避のため、生活に支障をきたしている場合です。特定の対象(高所、閉所など)への恐怖症、人前での過剰な不安を呈する社会不安障害などが含まれます。
  • 強迫性障害 
     不安のため何度も手を洗ったり、鍵が閉まっているか確認したり、不安な考えが頭から離れなかったりして生活に支障をきたしている状態です。
  • チック障害 
     まばたき、首ふり、鼻すすり、発声など、不随意な運動が起こる障害です。小児の場合、不安、緊張の強さのバロメーターと考えられる場合があります。
 

 受診にあたって 

 まずは、地域の保健師、小児科、児童相談所、母子通園施設などに相談のうえ、ご予約下さい。とりわけ、身体症状の場合は、心のストレスと関連していると思われる場合でも、身体の病気を見逃すといけないので、地域の小児科を受診し紹介状をもらってからご予約下さい。

 

 業績 

<2017年度> 
 
 学会発表

  1.  田原 惠、宮内まや、萩原以久子、木村啓子、藤坂広幸、花香真宣、杉山紗詠子、才野 均. 発達障害がある小学生(高学年)グループセラピー -利用する当事者への面接をとおして考察-. 第40回北海道児童青年精神保健学会例会 (2017.2.5 札幌).
  2.  才野 均、花香真宣、杉山紗詠子. 重症新生児と家族への支援 第2報 -NICUでのリエゾンワークとその後の経過-. 第58回日本児童青年精神医学会総会 (2017/10.6 奈良)
 講演
  1.  才野 均. 「発達障がいをもつ子どもへの援助と対応について.」 北海道社会福祉協議会 児童福祉施設職員研修 (2017.6.29札幌)
  2.  才野 均. 「乳幼児と家族への精神医学的支援 -乳幼児精神医学の理論と実践から学ぶ-」. 道立施設専門支援事業での講演 (2017.8.18厚真町、2018.2.16苫小牧市)
  3.  才野 均 「子どもの発達とそのつまづきについて」 後志養護教員会研修会(2018.2.20)

<2016年度> 
 
 論文

  1.  才野 均 乳幼児の発達障害 特集 乳幼児精神医学 児童青年精神医学とその近接領域57:234-243. 2016
 学会発表

  1.  Psychiatric supports for seriously ill infants and families through liaison works with Neonatal Intensive Care Unit (NICU). Hitoshi SAINO. 15th World Congress of World Association for Infant Mental Health. (2016. 5.29-6.2. Prague)
 講演

  1.  才野 均:「発達障害のリスクをもつ乳幼児と家族への支援」 発達支援専門支援事業での講演 (2016.6.10むかわ町、2016.8.26厚真町、2016.12.9余市町、2017.1.26浦河町、2017.1.27新ひだか町、2017/2/17苫小牧市)

<2015年度> 
 
 論文

  1.  宮内 まや、田原 恵、沢口 奈津子、藤坂 広幸、高野 舞、才野 均  発達障害がある小学生のグループセラピー -多動性の強いグループの活動を検証して-. 北海道児童青年精神保健学会会誌29:31-37,2015.

 学会発表

  1.  発達障害がある小学生のグループセラピー -多動性の強いグループの活動を検証して-. 宮内 まや、田原 恵、沢口 奈津子ほか 第39回北海道児童青年精神保健学会(2015.2.21 札幌)
  2.  重症新生児と家族への支援 -当センターNICUでのスタッフカンファレンスを通じて-. 才野 均 第56回日本児童青年精神医学会総会 (2015.9.30 横浜)

 講演

  1.  才野 均:「心の発達とそのつまづき」 発達支援専門支援事業での講演(2015.8.20 浦河町、2015.8.21 新ひだか町、2015.8.28 厚真町、2015.9.18 安平町、2015.10.15 奥尻町、2015.12.4 今金町) 


                                  

 

 

北海道立子ども総合医療・療育センター 〒006-0041 札幌市手稲区金山1条1丁目240番6 電話011-691-5696(代表) FAX 011-691-1000